夢を見た。恐ろしく実感のある夢、だろうか。はたと目が覚めて、数瞬の後の安堵。夏も間近、暑さではない汗が冷えた背中をつたい落ちた。いやに、そう現実味のある。瞬間、明転した。さて背中には覚えのある汗の温度、夏の気配の大きくなる頃の日暮。あれは夢の中で見た夢、今は現か。もうすぐ夕餉と起こされて、あるいは私は夢と現実
12/4/2024, 11:46:34 AM