書きたいのでメモ
「愛情」
これとべつの書きかけ達は確定で取っているお休みの日に
書きます:)
太陽の下で
彼らは歩き続ける
人間というものはいつの日も歩いている
疲れて休んだって 怪我をしたって どうしても心は急ぐ
ゆっくり止まれば良いのに
疲れたと言いながら何かをしなければ と言う
なぜだろう
人間が考えて動く生物ゆえか 止まらないよう生まれたのか
僕には何もわからないけれど
見倣って歩く
不老不死者であったとしても
人間の彼らと隣り合って歩き 時間を共に過ごしたいと願う
僕は月の下を歩くから
太陽の下歩く貴方たちは随分と眩しいけれど
それでも歩き続けよう 刻み続けよう
時を 歴史を
終わりがあるから始まりがあるのだから うんと楽しんで
スゥ…と光が落ちていく
その中でも一際強い光は怪物を討ち倒す
その日、彼女は救われた
代わりに、ある人は世界から消えた
その人は500年もの年月をかけ、彼女を救うために力を尽くした
彼は、幼い頃の自身を救った彼女をひたむきに愛し続けた
其れ等の記憶や記録は彼を憎む者、愛する者…全ての人の心に触れただろう
観測する僕の涙は記録を見るたびに落ちていく
夫婦
そんな形の仲になったことはないが、
ある人の苦難から幸せまで人生の最後が来る日も側にいた事がある
アーレントは性別がなく、特定の国で生まれた存在でもないため契約をすることはあるが人間たちの決めた関係になるとは限らない
人間の一生は短く、アーレントにとって瞬きをするよりも短く感じるものだ
それでも人を愛し側にいて…彼らの灯火が消えれば落ち込む
彼らはアーレントが不老不死であることを知っているから、共に過ごす時間に悔いを残さぬよう全力で関わってくれる
一枚一枚、アルバムのページをめくりアーレントは笑む
たとえ夫婦でなくともかけがえのない家族であったと
夜の寝る前にキャンドルを付ける
ゆらゆらと揺れる光が落ち着くから
この習慣は僕の執事に出会ってからついたもの
彼は昔仲の良かった執事に教えてもらったらしい
…今は長いこと避けられ続けているそうだ
彼らは少々頑固なところがあるからなぁ
また仲良くなれると良いのだけれど、
彼ら次第なので時間がかかりそうだ
まぁ、それはまた今度解決していくとして…
6種類くらいのキャンドルをその日の気分でつける
香り付きのものだとか、木の蝋燭芯でぱち、ぱちと
焚き火のような音まで色々ある
今日はひのきの蝋燭芯を使ったキャンドル
寝る前に飲むベッドタイムティーのお供に火を眺める
(まずい時間がないのでまたあとで……