S.Arendt

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太陽の下で

彼らは歩き続ける

人間というものはいつの日も歩いている

疲れて休んだって 怪我をしたって どうしても心は急ぐ

ゆっくり止まれば良いのに

疲れたと言いながら何かをしなければ と言う

なぜだろう

人間が考えて動く生物ゆえか 止まらないよう生まれたのか

僕には何もわからないけれど

見倣って歩く

不老不死者であったとしても

人間の彼らと隣り合って歩き 時間を共に過ごしたいと願う

僕は月の下を歩くから 

太陽の下歩く貴方たちは随分と眩しいけれど

それでも歩き続けよう 刻み続けよう

時を 歴史を

終わりがあるから始まりがあるのだから うんと楽しんで

11/26/2024, 4:11:25 AM