強い人

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7/6/2024, 7:30:18 PM

★友だちの思い出

小学生のとき、とても仲良しの親友がいた。
その子は私のひとつ年下。私が小学4年生のときに、家の近くへ引っ越してきた。

私はその子が引っ越してきてすぐに、家へ訪問して遊びに誘った。
当時から私は引っ込み思案で大人しい性格だったから、今でもなんであんなに積極的にいけたのか分からない。昔の私、すごいな。

それからあっという間に仲良くなった。
一緒に登校して、一緒に帰って、一緒に遊んだ。
楽しかったなぁ、本当に。

でも、その子は中学校は私と別のところに行って、その後すぐにまた引っ越してしまった。

もう一度会いたいな。
あのときの思い出が、私の中で一段とキラキラしていて、忘れられない。今でもずっとずっと、大切な宝物。

また会えた時は、当時の思い出、たくさん話そうね。
それから、あのときみたいに外でいっぱい遊ぼう。
君に堂々と胸張って顔合わせできるように、私頑張るね。

7/5/2024, 7:07:30 AM

★神様だけが知っている

私は、父方の祖母に会ったことがない。
私が産まれる前に亡くなってしまったから。

塞ぎ込んでいた時期に、父がよく手紙を書いてくれた。誕生日の日の手紙に、“本当はひとりっ子のつもりでいたけど、将来お兄ちゃんが寂しくならないように、二人で支え合っていけるように、〇〇は産まれてきたんだよ”と書かれていた。

兄は、大のおばあちゃんっ子だったらしい。
祖母の死がネックだったんじゃなかろうか。
きっと両親は、祖母が亡くなってひどく悲しむ幼い兄を見兼ねて、私を産む決意をしたんだろう。

同じ手紙に、“〇〇が産まれて間もない頃、お兄ちゃんが小学生のとき、自分の宝物を作文に書く授業で、他の子は自分の持っているおもちゃとかを書いている中、お兄ちゃんは、〇〇が宝物だって書いたんだよ”とも書かれていた。
兄の、祖母がいなくなって空いた心の穴を、私が埋めてあげられていたんだろうか。

だいぶ前、家族で祖母のお墓参りに行ったとき、母がぼそっと“〇〇はおばあちゃんの生まれ変わりかもしれんね”と言ったことがあった。
確かに、私は祖母と入れ違うように産まれてきた。
もし本当に私が祖母の生まれ変わりだったら、凄く面白いのに。本当のところはどうなのか、神様教えてくれないかな。

7/4/2024, 8:33:24 AM

★この道の先に

最近ネットショッピングにハマってしまい、沢山色んなものを買ってしまった。

読みたかった本、偶然見つけた可愛いキーホルダー、かっこいいシャーペン、水彩色鉛筆。他にも沢山。

特に沢山買ったのは、ちいかわのくりまんじゅうグッズ。アル中のおじさんだけど、私は彼のことが好きでたまらない。

なぜ好きなのか。
くりまんじゅうという食べ物自体が可愛すぎるから。
“くりまんじゅう”って名前が愛しいし、まんまるフォルムなところがとってもキュートに感じる。
くりまんじゅうをキャラクターにしようと考えた作者は天才すぎると思う。

散財してしまったけど、あまり後悔はない。届いたときに、凄く幸せな気持ちになるから。
それに、今日のその先がある保証なんてどこにもないから、欲しいものはさっさと買ってしまった方が良いと思う。

7/3/2024, 7:17:40 AM

★日差し

最近はずっと天気が悪かったけど、やっと晴れた。
梅雨明けってことでいいのかな。まだ雨降ったりする?
暑くてクーラーをつけたら、快適すぎて幸せ。

昨日の夜は、過去がフラッシュバックして病み病みモードに入ってしんどかったけど、今日は天気が良いからか心の調子も割と良いかも。空模様は心模様。

ここ最近動けなかったのは、天気の影響も少なからずあったのかな。天気でその日の調子が左右されるのは、面倒くさいな。

7/1/2024, 10:11:56 AM

★赤い糸

運命の人。
心から恋に落ちたのは、あの人が初めてだったかもしれない。

出逢ったのは、中学一年生の春休み。
私が通っていた塾に、その人はやってきた。同じ学校だけど、知らない人。

多分一目惚れだったと思う。
とても可愛らしい人だった。
私はその人を見てばかりいた。
目が悪かったから、友達の眼鏡を借りて眼鏡越しのガン見をした記憶もある。我ながら気持ち悪い。

春休みが終わって、二年生になった。
運がいいことに、私はその人と同じクラスになった。

お互い惹かれ合っているのが分かった。目が合うだけで、少し話せただけで、とても幸せだった。

だけど、恋がそれ以上進展することはなかった。
あの人と私は、あまりにも遠かった。
私に彼女と恋仲になる勇気はなかった。
そしてそのまま連絡先も交換できずに、徐々に恋は冷めていった。

ある日友達が、あの人が付き合い始めたらしいと私に言ってきた。
その相手が、よりにもよって私が大嫌いな腹黒きのこ頭おとこだった。
私はあんな男を選んだ彼女に落胆した。
でも気がついた。
どれだけあの男が人間として終わっていても、あいつには私より勇気があった。私はあいつに負けたんだ。
どうして好きの一言も言えなかったんだろう。
私に勇気があったら良かったのに。

恋はとうとう終わりを遂げた。


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