星屑

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10/30/2022, 9:43:14 AM

もう一つの物語

物語を読んでいる人の感情、
それに起因する出来事もまた一つの物語。

一つの物語は、
大抵もう一つの物語を描き出す。

物語は時に一人の人の人生までをも変えてしまう。

柔らかく傷つきやすい人の心の内側から
考え方、趣味嗜好、様々な物に影響を及ぼす。

そういう意味で物語は
人の心を壊したり癒したりできる
恐ろしくも優しいものなのかもしれない。

10/29/2022, 8:30:04 AM

暗がりの中で

光を探していた。

その光はもしかしたら
一生かけても見つからないものかもしれなかった。

存在すら確かなものではなかったし、
先が見えないと不安で諦めてしまいたくなった。

けれども、それは訪れた。

光がこの世界に存在することを教えてくれた。

もちろん、光が見つからないこともあるだろう。

しかし、見つかる可能性も同じようにあるのだ。

いつかまた暗がりを歩くことがあるかもしれない。

その時にはあの時見つけた光を思い出そう。

そしてまた、光を探すのを続けるかやめるのかを
決めればいい。

自分の本当の気持ちを見つけられることが
一番難しく、大切なことだから。

10/24/2022, 1:56:52 PM

行かないで

いつだって、
流れ星は地平線の向こうに消えていった。

桜の花びらは儚く散ってゆくものだし、

綺麗な蝶も木々の向こうにいなくなる。

心踊る瞬間はほんの一瞬のことで

去りゆくまでの時間はあっという間に訪れる。

それでも。

それでも見たいと思ってしまう。

儚いものは切なさと同時に
いつも美しさを持ち合わせている。

人は、その一瞬の美しさに魅せられてしまう

そんな生き物なのかもしれない。

10/22/2022, 9:21:58 AM

声が枯れるまで

必死に何かを叫べるほどに
何かに情熱を燃やすことは

今はあまりないかもしれない。

何かを本気で思うということは
とても力を使うもので

疲れてしまうこともあるものだから。

けれど、そういうものは必要でもある。
世界に彩りを与えてくれる。

いつか、力を使っても良いくらいに
本当に思いたいものを見つけられたなら

そのものの色に染まってみたい。



10/21/2022, 9:28:12 AM

始まりはいつも

先が何も想像できないうちに

流されるように過ぎていって

いつの間にか、その場所に落ち着いている。

そして何かが終わりを告げれば

また次の始まりに繋がっていく。

生まれる感情も

各々の考え方やどんなものの始まりなのかで

それぞれ違う。

数えきれない程の始まりがある。

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