神無月

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4/4/2025, 1:27:44 PM

ここ数年の私にとって、桜は憂鬱なものになってしまった。春は「始まり」「出会い」「変化」といった予感を運んで来るが、それは私にとって「何も変わっていない自分」「世間から取り残された自分」を際立たせるものでしかなくて、責められているような気になる。そんな春のど真ん中にあるのが桜なんだから、鬱陶しいに決まっている。「世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」を、文字通りの意味で思う。

3/25/2025, 4:49:44 PM

私の一番古い記憶は、窓に差した眩しい陽射しに関するものだと思う。ハイハイをしながら家の中を駆け回っていたら、ふと明るいものが視界の端に映って、そっちに顔を向けるとそこには強烈な光があった。それは窓に差した陽射しで、見るやいなや視界は真っ白になり全身が光に包まれた。これだけの、本当に何でもないことなのに、なぜか私は異様にはっきりとその時の光景を覚えている。
2・

3/19/2025, 1:16:47 PM

冬はもう終わったって思ってたのに、なんで雪降ってるの。春はどこにいるんだ。



3/18/2025, 4:26:29 AM

放課後の図書室の夕陽差す窓際の席で、小説の有名なフレーズだけで、文学少女と会話したかった。「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、」とか、「しかし君、恋は罪悪ですよ」とか、「いちばんたいせつなことは、目に見えない」とか、言い合いたかった。だけどもう叶わぬ夢なんだ…歳を取り過ぎてしまった…

3/11/2025, 1:41:03 PM

私は「星」のような言葉が好きだ。馴れ合おうとしてこない、こっちに顔を向けていない、それでいて美しい、完全に向こう側で輝いているような、そんな言葉が好きだ。

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