凛世

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10/11/2025, 9:39:49 AM

ゆらゆらと靡く秋桜

空高く流れる雲

アキアカネを追い掛ける子どもの声

何時の時代でも変わらない情景

自然な野原や空き地は少なくなったけど

あの頃に帰れるならば

もう一度あの秋桜がいっぱいに咲いている

野原に行ってみたい

秋桜の迷路の中を

あの時に仲良かったあの子と

もう一度巡ってみたい

秋風に揺れる花瓶の秋桜は

遠い昔の記憶を

呼んでくれた





「一輪の秋桜」

10/5/2025, 8:43:35 AM

お酒は嫌いじゃないの

でも飲まなきゃいけないということもない

たまに皆と集まった時に

楽しみながら飲むだけで充分

だけど

今 目の前で

大好きなあの人が

私じゃない女の子の肩に手を回して

嬉しそうに結婚の報告をしている

涙を堪えて出来るだけ笑顔で

お祝いの言葉を言ってあげたいから

今日は自分の想いを隠せるくらいに

いつも以上に飲ませて






「今日だけ許して」

9/7/2025, 10:12:07 AM

忘れ物を取りに教室へ入る

しんとした部屋を夕陽が染める

校庭から聞こえる小さい声

昼間の騒がしさ息苦しさは全くなかった

早く帰らないといけないのはわかってる

だけど

やらずにはいられなかった

黒板にバカヤローと大きく書いた

学校が嫌いだった

この場所が嫌いだった

あいつらが殺してやりたい程に嫌いだった

そんな事書いたところで何かが変わる訳ではない

ため息をついて文字を消した

明日もここに来るのか

憂鬱な気分で夕陽に焼けた教室を振り返り

このまま燃やしてくれと思いつつ

そっと教室の扉を閉めた







「誰もいない教室」

8/29/2025, 11:12:29 PM

子供の頃に家族で遊びに行った

今は無き遊園地

日が暮れて電飾に飾られて回る回転木馬

軽やかな音楽に合わせ

ゆっくりと動く馬と馬車

幼い自分には夢のような光景だった

これに乗ればシンデレラになれるかも

なんてバカなことを考えたのを覚えてる

時の流れは無情なもので

ニュースであの遊園地が閉園すると聞いた

あのキラキラ輝く回転木馬は

永遠に時を止め

夢の世界のみで回り続ける







「心の中の風景は」

8/21/2025, 9:41:23 AM

記憶は美化されるものだけれども

それでも忘れられないものってあるよね

楽しかったこと

美味しかったもの

一緒にいた人が違うだけで

いつもの出来事も特別になる

憧れの先輩と一緒に

ポテトを食べながら歩いた帰り道

その日は何故か2人だけだった

優しくて背の高い人気のある先輩

ドキドキしながら

いつものように話しながら

特別な時間を喜んでいたっけ

いつまでもこの道が続くといいのにと

わざとゆっくり歩いてみたな

夕焼け空の下り坂を歩くと

その時のことを今でも思い出す

先輩の笑顔と夕日

どっちも眩しかった若かりし日の思い出











「きっと忘れない」

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