1/24/2025, 4:27:04 AM
瞼に映る泡沫の夢は
淡く浮かんでは消えていく
記憶にない風景と言葉
それは誰が視たものなのか
私の想いが視せた願望か
それとも
私の知らない遠い昔の記憶か
愛しく想う貴方の瞳が
夜露に濡れた黒曜石のように
不思議な輝きを放つ
ゆっくりと瞬きをした瞬間
夢は弾け
涙と共に現実へと引き戻される
「瞳を閉じて」
1/20/2025, 7:56:52 AM
幾千の時が過ぎようと
幾重の生を生きようと
ただ一人
貴方だけを求めて彷徨う
魂に刻まれたこの想い
何故に忘れられましょうや?
僅かな貴方の面影の中に貴方を視て
ただ生命を繋ぎ
何時許されるか解らぬ業を
只管に償い続け
またひとつこの生を全うする
いつの日にか必ず
ただひとりの我が君に
巡り逢えることを信じて・・・
「ただひとりの君へ」
1/17/2025, 6:54:03 AM
人魚の涙は真珠に
天使の涙は宝石に
零れ落ちる涙は美しく光り
見るものを惑わす
それが計算された涙であろうと
騙されてしまう
涙は女の武器とよく言うが
正直それは一部に限られるし
そもそもそんなに簡単に涙は出ない
可愛く泣ける
そんな女の子になりたかったな
「透明な涙」
1/16/2025, 9:34:32 AM
今すぐにでも逢いに行きたい
ただ隣で貴方の事を見ているだけでいい
言葉を交わさなくても
貴方の温もりを感じられれば
それだけでいいの
忙しいのはわかっているから
笑顔が見られるだけで
元気な声が聞けるだけで
私は幸せなの
だから今すぐにでも
あなたに逢いに行きたい
「あなたの元へ」
1/13/2025, 10:49:40 AM
自分の見ている世界は
ほんの少しでしかない
地図の上でも針の穴にも満たない世界
その中で知った気でいる
愚か者が私だ
SNSで繋がって
とても広い世界を見た気でいても
結局は見えないくらい小さな点を
覗き込んでいるだけ
地球中を飛び回ったとしても
知らない世界は広がっている
それでも
未知の領域を見たいと
切に思う
「まだ見ぬ景色」