凛世

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瞼に映る泡沫の夢は

淡く浮かんでは消えていく

記憶にない風景と言葉

それは誰が視たものなのか

私の想いが視せた願望か

それとも

私の知らない遠い昔の記憶か

愛しく想う貴方の瞳が

夜露に濡れた黒曜石のように

不思議な輝きを放つ

ゆっくりと瞬きをした瞬間

夢は弾け

涙と共に現実へと引き戻される






「瞳を閉じて」

1/24/2025, 4:27:04 AM