凛世

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10/3/2024, 10:07:36 PM

夕紅の糸の人

多分時々夢で逢うあの人なんだと思う

誰なのか名前もわからない知らない人

だけどいつもその人が居たら

心は熱く苦しいほどに愛おしくて

そこに居るだけで幸せを感じている

夢でしか逢えない魂の伴侶

もし現実で貴方に逢えたなら

多分私は全てを投げ捨てて

貴方の元へと駆け出すんだろうな






「巡り会えたら」

10/2/2024, 12:30:54 PM

奇跡とは自分で起こすものである

宝くじに当たるには買わなければ当たらない

誰かと出逢いたいなら外に出なければならない

待っているだけでは

望んでるだけでは

奇跡に巡り会う事は有り得ないのだから

天文学的な数字を引き当てて

そこで奇跡を得られるのだ

そして本当の奇跡は

こうして生を受け生きている事だと思う

こればかりはどう望んでも

どうしようもないからだ

輪廻転生があるのならば

もう一度この世界に生を受けたい

今度は面倒くさい人間ではなく

広い野原の小さな花として生きたいものだ





「奇跡をもう一度」

10/1/2024, 1:46:40 PM

西の空が朱色に染まり

陽が隠れる間際の僅かな時間

一日の中で一番綺麗な空だと思う

朝日が昇る時間も綺麗だけれど

夜の帳が降りる瞬間がいい

街ではこれからがお楽しみだと

ネオンが灯り昼と変わらぬ光が溢れる

だけど私は

沈む夕陽を眺める生活の方が好ましい







「たそがれ」

10/1/2024, 9:15:36 AM

美味しいものを食べて

自分の好きなことをやって

みんなで話をして笑いあって

時にはやりたくない勉強や仕事をして

それでもそれは将来のためだからと

受け入れてそして自分にご褒美をあげる

そういった日常は繰り返し訪れるけど

もしかしたら突然それは無くなるかもしれない

地震や嵐 戦争や原発事故

不安要素は多々ある中

それでも今ある幸せを信じて未来を望む

だからこそ当たり前の幸せがある

新しい明日を願いつつ

柔らかい布団の中に身体を沈める






「きっと明日も」

9/29/2024, 1:31:18 PM

シーンという音が聞こえてきそうな静けさの中

本のページをめくる音だけが聞こえる

ふと顔を上げると部屋に差し込んできた陽光が

ブレスレットを飾る棚に当てっていた

キラキラと光が反射し

小さなミラーボールのように虹を放っている

石たちのおしゃべりはそれぞれが輝きを放ち

とても賑やかだった

こんな日は紅茶かな と

自分一人だけのお茶を用意するために

台所へと足を向けた






「静寂に包まれた部屋」

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