凛世

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7/2/2024, 7:16:05 AM

木の枝の雀が
陽が登ったよー と鳴いて教えてくれる

よく晴れた空
眩しい太陽

カーテン越しの陽光が眩しい

あと少し・・・

無意識に布団を頭まで被る

10秒も経たないうちにアラームが鳴る

仕方ない と身体を起こすと
窓際へと進む

カーテンを開けると
そこは真っ白い壁

開けた瞬間に今日のスケジュールが
映し出される

・・・もう外の世界は何も無い

「自然」と言われる映像で
少しでも人間らしさをと
目覚ましにセットしてあるだけだ


ーこんな世界にならぬ様にしたいものだー





「窓越しに見えるのは」

7/1/2024, 6:45:34 AM

夕紅色に染まった糸を手繰り寄せる

ゆっくりと ゆっくりと

いつ終わるかもわからないくらい

長い長い時間をかけても

止まることなく伸びる糸

その先は一体何処に結ばれているのだろう

もしかしたら

虚空にぶら下がっているかもしれない

それでも

夕紅色の糸の未来を信じて

ゆっくりと確実に手繰り寄せる






「赤い糸」

6/30/2024, 12:50:29 AM

朝顔 向日葵 蝉の声
揺らめく陽炎 煌めく海

ワクワクの夏がやってくる

過剰なまでの日焼け止め
つける度に怖くなるエアコン
食べなきゃやってられないアイスたち
出かけたくなる花火や御祭り

いろいろと恐怖の夏もやってくる

地平線上の綿菓子を見つけると
なんとも不思議な気持ちとなる
夏の訪れの合図



「入道雲」

6/28/2024, 11:45:10 AM

西瓜 花火 キャンプ かき氷 お祭り

夏は楽しいイベントがいっぱい

美味しいものも沢山ある

子どもの頃は夏が待ち遠しかった

少し帰りが遅くなっても大丈夫だったし

何より夏休みが楽しかった

暑さも関係なく走り回っていたっけ

だけど・・・

歳を重ねるにつれ

夏の暑さが恨めしくなる

夏をとばして秋よこーい





「夏」

6/27/2024, 11:02:05 AM

家族がいて友人がいて

毎日ご飯が食べられて

辛いとかキツいとかもないけれど

何故だろうか

自分の居場所では無い気がする

だからといって

行きたい所がある訳でもない

特別やりたいことがある訳でもない

漠然と「違う」と感じていて

心の奥底でもがいている自分がいる

歩むべき運命の道を間違えたのか

いつか心が望む未来へと辿り着けるだろうか






「ここではないどこか」

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