凛世

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夕紅色に染まった糸を手繰り寄せる

ゆっくりと ゆっくりと

いつ終わるかもわからないくらい

長い長い時間をかけても

止まることなく伸びる糸

その先は一体何処に結ばれているのだろう

もしかしたら

虚空にぶら下がっているかもしれない

それでも

夕紅色の糸の未来を信じて

ゆっくりと確実に手繰り寄せる






「赤い糸」

7/1/2024, 6:45:34 AM