7/2/2023, 2:16:02 PM
/日差し
きみの瞳はんぶん
斜めのお日さまに透けて
まつげの影
またたいて鳥の羽根
どうしてそんなふうでいられるの
見とれながら
どうしてそんなふうでないの
わたしは
(運命。)
美しいものを見よう
私の前にないお日さまを浴び
月光を啜るために
生きて歩くには この血に栄養が必要だ
美しいものに触れる、
私の心が血を流す、
生きて歩いた心の土地の地図を描くには
この赤く悲しい血が必要なのだ
6/28/2023, 1:55:01 PM
/夏
夏はしずく
垂れ落ちそうなしずく
さかさまの青空と木々
闇にちる火花
小さな小さな中にぜんぶ映す
誰ひとり気づかぬままに
落ちる寸前の
世界のしずく
6/4/2023, 1:32:28 AM
/情景
快速電車がいってしまって
風におくれて紙くずと
紙くずみたいなものが
舞ったと思ったら白い蝶
あの風の中を すごいな、でも
紙くずみたいに落ちた
死んでいたのか
あちらから
また白い蝶が来た
落ちた紙くずのところへ飛んでいった
とたんに二羽が舞いあがって
もつれて飛んでく
ほっとして
したたかで
うれしくなる
線路脇の
どくだみといっしょに
5/17/2023, 10:33:34 PM
/真夜中
ちびすけにとってまよなかは十二時
(シンデレラにもそうあった)
生意気になるとまよなかは二時
(うしみつの意味を知る)
いまはもうわからない
ずっと起きてられるように
なってしまったし
誰かにとっての朝は
三時、四時だと
友だちのこととして知っているから
5/12/2023, 3:40:31 PM
テーマでもなんでもないんだけどね
一日の終わりに
どうしてこんなに
「今日」が下手なのかなーって思ってる
やろうとしてたこと
三つくらいあって
でもどうしても一つ二つしかやれないんだよね
なんでかな、
一つやれたらまだいいのかなあ
何度もいろいろやりなおしてるけど
うまくいかないんだ
やり直すことも忘れちゃう
そんなときもあって
崖のぼってまた落ちる
でもやらないより
いいのかな… また明日。