団子

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3/29/2025, 11:35:32 AM



俺が無理矢理に別れを告げてから数年
偶然出逢えてLINEを交換してから酔った君から電話がきて
迎えに行ったとき
君は綺麗な涙を流していた
心配になった
でも、俺のせいだった
ごめんね
もう、涙なんて流させないから
誓うよ

3/28/2025, 11:06:08 AM

小さな幸せ

子供だったから離れるしか選択がなかった
俺ら
このまま逢うことはないと思っていたのに
偶然出逢えた
嬉しくて嬉しくて仕方がなかった
あの日から数日
お互い忙しくて逢えなくても
電話で話せる声が聞ける
こんな当たり前な小さな幸せが俺にとっては
大きすぎる幸せ

3/27/2025, 11:59:24 AM

春爛漫

「ねー知ってる?」
珍しく近くのカフェで昼食をとっていると
同じ会社の女性たちの話しが聞こえる
「知ってる、あそこのサクラすごいよね」
「そうそう、夜いくとライトアップされて綺麗だよね」
女性たちはサクラの話をしていたそれを聞いていた俺は
『あんな所にサクラなんてあったっけ?』
疑問に思い、行ってみたいと思った
もちろん彼と
『今日迎えに来て』
LINEを送り仕事に戻る
仕事を終え
『終わったよ』
とLINEを送ると
「お疲れ様」
「えっ?」
後ろから声が
「もしかして、ずっと待ってたとかないよね?」
「うん、早めに来たつもりだったけどちょうど良かったみたい」
「本当に?」
「うん」
これ以上言っても答えは変わらない
「それよりどうしたの?」
「あっ」
俺は歩きだしながらお昼の話をした
「で、今、向かってるの?」
「うん」
「楽しみだね」
「うん」
目的地までいろいろ話しながら到着すると
「「すごーい」」
そこは春爛漫だった
「綺麗だね」
「うん、教えてくれた人たちに感謝だね」
「うん」
俺達はサクラの下自然と手を繋いでいた
「来年も来ようね」
俺は微笑みかけると彼は
「この先ずっと一緒に来ようね」
永久の約束をされ
「うん」
嬉しくなった

後日あの日職場の女子がいたらしく質問攻めにあうのだが
大人になった俺はうまく切り抜けた…はず…

3/26/2025, 12:47:50 PM

七色

テレビを見ていると
「あなたに出会えて世界が七色になった」
と俳優が言っていた
「嘘だ」
あの頃の俺は信じなかった
信じられなかった
この灰色な世界が変わることはないと思っていた

でも
君と出逢って色がついていった
モノクロがカラーになっていった

でも、七色ではなかった

世界は輝いていて紅くて灰色で七より多かった

3/25/2025, 10:15:08 AM

記憶

記憶を消すことはできない
最近幸せ過ぎて忘れていた
外は雨で恋人は用事でいない
うたた寝したのがいけなかった

昔の記憶の夢をみた
親父に殴られいつか殺してやると思っていた頃の夢
「はーー」
ため息しかでない
この気持ち悪さを消したくてシャワーをあび
部屋に戻ると
「お風呂にいたんだ」
「えっ」
「ただいま」
恋人は俺を抱き締めてくれる
「お帰り」
抱きしめ返す
大好きないい匂いを体全部に行き渡るように
吸い込む

『大丈夫、新しい記憶を刻んでいこう
ゆっくりでもいいから』

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