団子

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春爛漫

「ねー知ってる?」
珍しく近くのカフェで昼食をとっていると
同じ会社の女性たちの話しが聞こえる
「知ってる、あそこのサクラすごいよね」
「そうそう、夜いくとライトアップされて綺麗だよね」
女性たちはサクラの話をしていたそれを聞いていた俺は
『あんな所にサクラなんてあったっけ?』
疑問に思い、行ってみたいと思った
もちろん彼と
『今日迎えに来て』
LINEを送り仕事に戻る
仕事を終え
『終わったよ』
とLINEを送ると
「お疲れ様」
「えっ?」
後ろから声が
「もしかして、ずっと待ってたとかないよね?」
「うん、早めに来たつもりだったけどちょうど良かったみたい」
「本当に?」
「うん」
これ以上言っても答えは変わらない
「それよりどうしたの?」
「あっ」
俺は歩きだしながらお昼の話をした
「で、今、向かってるの?」
「うん」
「楽しみだね」
「うん」
目的地までいろいろ話しながら到着すると
「「すごーい」」
そこは春爛漫だった
「綺麗だね」
「うん、教えてくれた人たちに感謝だね」
「うん」
俺達はサクラの下自然と手を繋いでいた
「来年も来ようね」
俺は微笑みかけると彼は
「この先ずっと一緒に来ようね」
永久の約束をされ
「うん」
嬉しくなった

後日あの日職場の女子がいたらしく質問攻めにあうのだが
大人になった俺はうまく切り抜けた…はず…

3/27/2025, 11:59:24 AM