マグカップ

彼の家はとてもキレイでモデルルームみたい
だからコップも皿も何もかも揃っている
バラバラなんてない
｢飲む？｣
｢うん｣
いつものようき飲み物を受けとると
｢…？こんなコップあったの？｣
この家に似合わないマグカップ
｢ああ、この前父さんから貰ったの｣
｢へー｣
可愛いイラストのマグカップ
｢知り合いの人が作ってるからって｣
｢可愛いね｣
犬のイラストのマグカップ
｢うん、お気に入りなんだ｣
彼をみると何故か顔を赤い
｢…？｣
｢…似てるなと思って｣
『俺か』
嬉しくなる
｢笑うなよ｣
テレる彼
｢うれしい、いつも俺を気にしてくれて、ありがとう｣
そっと抱きしめる、寄り添ってくれる彼
この日が永遠に続きますように

渡り鳥

空を見上げる、鳥が飛んでいく
「渡り鳥」
必ず帰ってくる
「君の元へ帰りたい」
でも君はいない
「今、どこにいますか…」
俺の愛しい人

遠い約束

誕生日に手紙を書く約束をしたよね
あの時は読まれることを意識せず読まれない事を
前提に書いた手紙

でも、今は読まれることを意識して書いてるよ

遠い約束から毎年の約束に変わっていくね

これからも誕生日には手紙を書くから

Happy Birthday

好きだよ

｢俺の事すきなの？｣
｢飛躍しすぎじゃない？｣
｢俺の事すきなの？｣
｢男同士でそれはないでしょ｣

｢俺の事すきなの？｣
｢うん｣

これからは、好きだよってきちんと言うから
…好きより愛してるかな

君と

君と話せる幸せ
君と逢える幸せ
君の顔が見れる幸せ
君と一緒にいられる幸せ