【意味がないこと】
意味を見出すのはあなたじゃない
私にとって意味あるもの
今日は早く寝るか
明日は休んじゃうか
湯船にゆっくり浸かるか
なんのために生きて
なんのために勉強して
なんのためにここに存在して
たまに虚無になる
全てが無駄に感じて、何もかもがつまらなくなる
でもそもそも
意味のないことに楽しみを見出してきたのが人間じゃないか
ボールを蹴り回して何になる
音を奏でて何になる
オシャレをして何になる
ジェットコースターで急落下して何になる
そんなことに意味を求められたら
それこそ生きずらい世界なのではないか
この世の全て
私という存在全て
意味なんてないのかもしれないけれど
誰かに与えられた意味
それがたとえ神様仏様でも
そんな意味に応えるための人生は嫌だ
誰かに意味の是非を図られた毎日の生きがいとは何だ
それならば
ついには意味なんて見つけられなくても
自分のための自分が思ったもん勝ちの
一瞬一瞬を生きたい
【柔らかな雨】
傘をさしてたはずなのに
霧のような雨粒が
横から、後ろから、
私の身体を包み込む
触れているのか
そこにいたのかも分からないくらい
優し過ぎる手で
そっと
トントンしてくれる
こんなか弱い力
あってもなくても何も変わらないはず
むしろ拒んできた存在
なのに何故か
ありもしない温もりを感じて
傘の下
私は顔を濡らした
【一筋の光】
過去投稿だけどこっちの方がテーマに合ってそうなので再投稿
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ただ盲目に
在ると疑わなかった
目の前に広がる世界
たった一点が
歪んで見えた
ただそれだけで
全てがどろけて跡形もなくなった
今の僕には
在るはずのものも何も見えない
物体を反射し眼に届ける
大事なものが存在しない
前かも後ろかも分からぬままただただ進む
なんて大層な言葉で表すのも笑えるくらい
愚かに彷徨い放浪する
ふと
風を感じた
目には見えぬ
素敵な気が
すうっと首を包み
あまりに小さなその肩に
少しずつ
僕の身を纏う気流を移し替える
それは僕じゃなくて
でも僕の足が連れてきた場所
生かす
ただそこに在る影を信じて
【眠りにつく前に】
こんなタイトルだから寝る前書こうと思ったけど
案の定眠くて頭回らない
眠れない夜思い浮かべるのは
貴方の子守唄
寝たくない夜思い浮かべるのは
あなたの言葉
今日はとにかく何も考えらんない
寝る
小さい頃
死ぬのが本当に怖くて
永遠の命を本気で望んでた
永遠なんてこの世にない
永遠の愛を誰よりも祈り
誰よりも失ってきた
そんな貴方に
そんな儚い永遠の二文字を
心から誓いたいと願っている
きっとこの美しい響きの奥底にあるのは
終わりのない泥沼があって
途方もない絶望が続くのだろう
光の先には発光体あって
その先には暗闇しか待っていないのだから
その暗闇さえも
泥沼さえも
責任持って愛す覚悟があるのなら
たとえ永遠なんてものが存在しなくても
私の作る未来だけでも
その永遠を保証しよう
その一瞬一瞬は
紛れもなく私の魂が生きた瞬間なのだから
これは
私の胸に刻み込まれた
あなたという存在の愛は
私の意識が失せるまで
私にとって永遠に
絶える事なく最期まで
満ち満ちている