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8/5/2025, 2:17:46 PM

穢れを落として
濯がれて
ふわり 消えるだけの
透明で 美しいだけの
泡になりたかったんだね
そうして姿を消していく
そんなつもりもないくせに

8/4/2025, 9:14:47 AM

言葉にせずともわかる
お互いのことはよくわかってる
ただ苦しいだけの沈黙に
意味なんてないのに
君は沈黙を破らない
もう僕を見ていない心で
おわりの言葉を選んでるんだろ
喉の奥がひりひりと熱く痛くなる
腹の底からこみあげる破裂しそうな何かは
ぬるんだ炭酸のせいじゃない

8/3/2025, 8:59:41 AM

不意に打ち寄せた波のしぶきが
ざあざあと音を立てて
言葉ごと掻き消して攫っていった
ふやけた便箋に文字が滲んで
もう どこにも届きやしないのに
宛先のない想いだけ 残った

8/2/2025, 8:53:21 AM

「誕生日8月だからさ、期待してるね」
かじかむ手をつないで 握って
おどけて笑ってた君に会いたい
イルミネーションのお返しに
夜空に花を浮かべたら
きっと君は喜ぶだろう
鮮やかに 鮮やかに
すべて消えてしまう前に
あの日の君に
今 会いたい

8/1/2025, 5:31:24 AM

薄暗がりから眺めてるくらいが
きっと僕には似つかわしかった
日射しが柔らかく手招いて
隠したつもりの羨望とプライドが
あんなに心地のよかった暗がりを蹴りつけて
得意げに擦り寄った君の眩しさが
僕の醜さを照らした

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