8/2/2025, 8:53:21 AM
「誕生日8月だからさ、期待してるね」
かじかむ手をつないで 握って
おどけて笑ってた君に会いたい
イルミネーションのお返しに
夜空に花を浮かべたら
きっと君は喜ぶだろう
鮮やかに 鮮やかに
すべて消えてしまう前に
あの日の君に
今 会いたい
8/1/2025, 5:31:24 AM
薄暗がりから眺めてるくらいが
きっと僕には似つかわしかった
日射しが柔らかく手招いて
隠したつもりの羨望とプライドが
あんなに心地のよかった暗がりを蹴りつけて
得意げに擦り寄った君の眩しさが
僕の醜さを照らした
7/31/2025, 8:46:23 AM
体温より熱い血が
心臓に注がれる感覚がした
鼓動が鼓膜に焼き付いて
内なる声が脳に響いて
逸り 駆り立てる
現実から引き剥がされまいと
汗を拭った
7/30/2025, 6:45:18 AM
同じリズムを刻み続けた
贈り合って 重ね合った
音が 節が
対向車のワイパーみたいに
ズレて ズレていく
気づかなかった 気づきたくなかった
聞こえないフリをして
鳴り止んで それっきり
どうして 今になって こんなにも
7/29/2025, 9:25:09 AM
虹の端っこを見つめてた
それは始まりなのか 終わりなのか
そんなことを考えながら
「本当はわかってるくせに」
君はそう言って
虹を地面から引っこ抜いた
始まりも終わりもない七色の輪に
僕は驚きもしなかった