7/31/2025, 8:46:23 AM
体温より熱い血が
心臓に注がれる感覚がした
鼓動が鼓膜に焼き付いて
内なる声が脳に響いて
逸り 駆り立てる
現実から引き剥がされまいと
汗を拭った
7/30/2025, 6:45:18 AM
同じリズムを刻み続けた
贈り合って 重ね合った
音が 節が
対向車のワイパーみたいに
ズレて ズレていく
気づかなかった 気づきたくなかった
聞こえないフリをして
鳴り止んで それっきり
どうして 今になって こんなにも
7/29/2025, 9:25:09 AM
虹の端っこを見つめてた
それは始まりなのか 終わりなのか
そんなことを考えながら
「本当はわかってるくせに」
君はそう言って
虹を地面から引っこ抜いた
始まりも終わりもない七色の輪に
僕は驚きもしなかった
7/27/2025, 3:22:01 PM
渇きに気がつかないくらい歩いてた
もう大丈夫だよ 休んでいいよ
木陰と水辺に誘われて
ここは目的地じゃなかったはずなのに
なぜ歩いてたのか
どこへ行きたかったのか
葉が枯れ落ちて
水がぬるくなった頃
もう 忘れてしまった
7/27/2025, 1:22:10 AM
覚束無い涙の道筋が
拭う手すらなかったことを
告げていた
ただ落ちて 染みて 乾いたそれを
今ならどうして
すくえるだろうか