詩『快晴』
快晴の空
私は芝生に寝転んだ
大の字になった
どこまでも青
上下がひっくり返ったら
落ちそうで怖い
快晴の宇宙
背中は地球を背負ってる
命運が重い
そんなとき蝶
のんきにふわふわ飛んできた
「ばかだね」って言った?
快晴の空
なんにもないようで鳥もいる
逃げ道もみち…だね
絶望も途中
すべてが終わったわけじゃない
快晴はめぐる!
詩『遠くの空へ』
空も海も世界はつながっている
地球は丸いからみんな友達だよね
鳥も船も旅立つ「いってらっしゃい」
教えて冒険のはなし約束したよ
愛も夢も毎日のように消えてく
確かめたくなるね…僕は生きてるのって
大人になり今では飲んだくれてる
子供のころに見たものがウソに思える
時は僕の宝を奪い続ける
誰もが去ってゆくそして帰らないんだ
いつか僕も遠くの空へ行くだろう
そしたらまた会えてはなし朝までしよう
時は僕の宝を奪い続ける
酔ってはまた探す、熱い夢のかけらを
いつか死んで遠くの空へ羽ばたいて
希望という星にそれが
なってるといいな
詩『言葉にできない』
愛しすぎて
愛しすぎて
言葉に、できない
フラれたなら
フラれたなら
生きては、ゆけない
気の無いように
嫌いなように
友達だから
しかたないように
ちゃかしあい
こづきあい
笑いあう
あなたの恋バナが
死刑執行の
ブザーになる
愛しすぎて
愛しすぎて
言葉に、できない
フラれたなら
フラれたなら
生きては、ゆけない
人魚姫の絵本を
繰り返し読んでいる
泣きすぎて
泣きすぎて
メールも、返せない
いっそ本当に
魔女よ、言葉をうばって
言葉にできない
いや、それはちがう
言葉にしないの
あなたは「推し」で
それでいい
妄想だけが
生きる糸
作詞『春爛漫』
花が咲き、昆虫が目覚め
蝶も飛び、桜が散ってる
らんらんらん、歌いましょう
たんたんたん、スキップしましょう
君の隣は、春爛漫
会えばハートは、春爛漫
眩しい瞳も、春爛漫
ふたりの恋を、始めましょう
傷ついて、隠れて泣いて
辛い日も、つぼみに育ってる
らんらんらん、踊りましょう
たんたんたん、手をつなぎましょう
君が笑えば、春爛漫
ボクもにやけて、春爛漫
ほっぺにキスして、春爛漫
ふたりの愛は、夏…まっしぐら
詩『誰よりも、ずっと』
今日は、いいことあったでしょ?
そんな日は、わたしもハッピー
かなり疲れていない?
目線と歩き方ですぐわかる
悲しいことがあったんだね
どうでもいい話を笑って続けてる
心配ごとがあるの?
苛々してる時はいつもそう
めっちゃ怒ってるでしょ?
微笑んでも全身から放出されてる
誰よりも、ずっと
あなたを見続けてきたから
知りたくて、もっと
いつしかこんなにも深く
愛していたわ