今日のお題。手を取り合って。
えー。書きたくない。ナニコノオダイ。…まあ書けない訳じゃないし書くけどね!
それは、手を取り合って始まった。
「かーごめかーごーめ。かーごのなーかのとーりーは。いーつーいーつー出ーやーる。夜明けのばーんに。
つーるとかーめがすーべった。後ろの正面だーあれ。」
「うーん…」
そう言って、チラッと伏せたまま周りを探る。
「わかった、○○くん!」
みんなが諦めたような、驚いたような声をあげる。
「当たりー。」
…そう笑っていたあなたが、今は不登校気味だと聞いて、私は、囚人が終わりを告げる人間の名前を当てるのは、
それが呪いになるからなのだろうか、と思う以外の事が出来なかった。
今日のお題。優越感、劣等感。
あの時の劣等感を覚えている
机の上のぐちゃぐちゃトランプと、手の中に残ったジョーカー。沸騰するような怒りと、熱くなる目頭。
嬉しくもなんともなさそうに、「つまらない」と言ったあの人。行き場のない想いを掻き消すように、
私はトランプを片づけた。
だからこの空間を守りたい。
ニヤニヤと笑っている私と、喜んでいるあなた。机の上のぐちゃぐちゃトランプと、手の中に残ったジョーカー。
やっぱり心の中は、劣等感と優越感、きっとその2つそれぞれなのだろう。でも私は笑っている。
あなたが笑っているから。面白かったと思っているから。その感覚を噛み締めるように、私はトランプを片づけた。
あの優越感を知っている
手の中に残った狼と、勝利を告げたゲームマスター。怒りそうなあの人達と、呆気にとられる外野。
ゾクゾクするような快感と、少し歪んだ私の表情。これが優越感だろうかと考えながら、私は皆に片付けを呼びかけた。
だけどこの感覚は違うだろうか。
悔しそうなあなた達と、それでも聞こえる賞賛の言葉。手の中に残った狼と、勝利を告げたゲームマスター。
やっぱり心の中は劣等感と優越感、きっと2つそれぞれしかなり得ないのだろう。だから私は笑っている。
温かい感覚が残っている。跳ねるような喜びがある。これも優越感かと実感しながら、私は皆に片付けを呼びかけた。
今日のお題。これまでずっと。
隣に今いるあなたに
これまでずっと、聞きたかった
周りの目があったし
幻覚だと思っていたし
…でも今なら言えそう。
「あなた、なんで私以外には見えていないの?」
あなたはジーッとこちらを見て、何も言わなかった
どこか虚ろな目で、こちらを見ているだけだった。
気が向いたのでもう一つ。
これまでずっとっていうか今も思うんだが、私書いた本幾つか他人に見せたら「お前全部同一人物?」
って言われるのは褒め言葉って受け取っても良いのだろうか?
今日のお題。一件のLENE.
ちょっと待った。ストップ、一つ言わせて?もしかしなくても2つ以上になるけど言わせて?
…そもそもラインやってねーんだよ、やったことすらねーんだよ、というかメールもゲームの通知とか
推しの通知とかしか来ないんだわ、「プクク、友達居ねー作者さーん」とか笑っていやがれこんちくしょう!
…とかいう下らないいつもの茶番はさておき、ライン、ラインねえ…。どうしよっかほんと。書くのは難しい
だろうなあ…よし諦めよう!
ちょいと遅れた分も投稿。
7/7日のお題。七夕。
「たーなーばーたーさーらさらー。イグサ」って今年の短冊に書いた。お願いなんてあんなお話のある織り姫と彦星に
祈っても、って思ったから。いや、そうする必要は面白いから以外なかったけど。皆は知ってるか?七夕の昔話。
私の知っている範囲だけで、私自身の解釈も加えて説明すると、天の川の岸に、織物を仕事にしている、分かりやすく
言うなら転スラのシュナちゃん的な人がいました。その人はある時、対岸で牛飼いをしている男がいることに気付き、
一目惚れしてしまいました。それは男の方も同じだったようで、白鳥の助けを借り、時折会いに来てくれました。
しかし、恋に熱中するあまり、織り姫は仕事を全てサボってしまうようになりました。それは男の方も同じなようで、
飼っていた牛を全部失ってしまいました。見かねた双方のご両親は、お偉いさんに来てもらい、一年に一度しか
二人は会えなくなって仕舞いましたとさ。お終い。…っつーしょーもねー話が七夕の物語。祈るのはその織り姫と彦星
って、どんなアホらしい冗談だ!つーか竹はどっから出て来た!という思考である。
…昔、学校のを見たら、「本が食べれるようになりますように。」とか「えのき食べたい。byえのき」とか
「1の2教室で落ち着いて過ごせますように。1の2担任。」とか「鳥賊千釣。釣り哲也」とか書いてあったのを
見て、友達と笑っていた事を思い出した。…そんな事はともかく皆は何を書いたかい?
7/8日のお題。街のあかり。
なにそれ、美味しいの?ちょっとそれ書くのは色々と難しいからやめとこう。
7/9日のお題。私の当たり前。
当たり前って人による。例えば私の場合、他人と自分が違う事が多過ぎて、他人との共通点が同じ生物的構造である、
とか、同じ言語を喋る。とか、言葉を喋るくらいしか分からないのが当たり前だ。
やっとこさ来た今日のお題。目が覚めたら。
朝、目が覚めたらふと違和感を覚えた。あれ、こんなに天井遠かったっけ?と。いや、変わっていなかった。
そんな訳ない。そう思ってベッドから降りようとした時、金属のベッドじゃなかったっけ?と思った。いやいや、
そんなはずはない。私のベッドは一番古い記憶からでも木製ベッドだった。それからも違和感は続いた。テーブルの
位置、お父さんのいるいない、自分のスペースの散らかりよう。そんなはっきりしない違和感が強くなったのは、
学校にいくために玄関のドアを開けてからだった。…学校に行く道から感じる、妙な懐かしさと泣き出したくなる
安心感と寂しさがあって、登校班っていう単語さえも懐かしく感じた。違和感の正体がハッキリしたのは、教室に
ついて、友達の顔を見てからだった。やっと会えた。と思った。ずっと会えていなかったから。そしてその思考は、
ストン、と腑に落ちた。そうか、私は今、夢を見ているのかと。こいつらの顔を見て、泣き出したくなっている私が
いるのは、夢を見ているからかと。ならば夢が覚めてしまう前に、ずっと言えなかったことを言いたい。
…ずっと会えていなかった、と言ったのは正確じゃない。正しくはちゃんと互いが向き合って言葉を言えていないのだ。
「…ありがとう。」「はあ?イグサちゃんどした急にー?」「ん?ちょっとそれ意味不なんだけど?まあおはよー。」
そういう言葉が返って来て、そうかそりゃそうだよな。こいつらこういう奴らだったな。と、可笑しくて笑って
しまった。「おはよう。」その言葉を言えたかは分からない。目が覚めたから。…でもやっぱり少しだけ、
泣いてしまった。そして今日も、そんな自分を殴りたくなった。