四季猫イグサ

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ちょいと遅れた分も投稿。


7/7日のお題。七夕。

「たーなーばーたーさーらさらー。イグサ」って今年の短冊に書いた。お願いなんてあんなお話のある織り姫と彦星に
祈っても、って思ったから。いや、そうする必要は面白いから以外なかったけど。皆は知ってるか?七夕の昔話。
私の知っている範囲だけで、私自身の解釈も加えて説明すると、天の川の岸に、織物を仕事にしている、分かりやすく
言うなら転スラのシュナちゃん的な人がいました。その人はある時、対岸で牛飼いをしている男がいることに気付き、
一目惚れしてしまいました。それは男の方も同じだったようで、白鳥の助けを借り、時折会いに来てくれました。
しかし、恋に熱中するあまり、織り姫は仕事を全てサボってしまうようになりました。それは男の方も同じなようで、
飼っていた牛を全部失ってしまいました。見かねた双方のご両親は、お偉いさんに来てもらい、一年に一度しか
二人は会えなくなって仕舞いましたとさ。お終い。…っつーしょーもねー話が七夕の物語。祈るのはその織り姫と彦星
って、どんなアホらしい冗談だ!つーか竹はどっから出て来た!という思考である。
…昔、学校のを見たら、「本が食べれるようになりますように。」とか「えのき食べたい。byえのき」とか
「1の2教室で落ち着いて過ごせますように。1の2担任。」とか「鳥賊千釣。釣り哲也」とか書いてあったのを
見て、友達と笑っていた事を思い出した。…そんな事はともかく皆は何を書いたかい?


7/8日のお題。街のあかり。
なにそれ、美味しいの?ちょっとそれ書くのは色々と難しいからやめとこう。


7/9日のお題。私の当たり前。
当たり前って人による。例えば私の場合、他人と自分が違う事が多過ぎて、他人との共通点が同じ生物的構造である、
とか、同じ言語を喋る。とか、言葉を喋るくらいしか分からないのが当たり前だ。


やっとこさ来た今日のお題。目が覚めたら。

朝、目が覚めたらふと違和感を覚えた。あれ、こんなに天井遠かったっけ?と。いや、変わっていなかった。
そんな訳ない。そう思ってベッドから降りようとした時、金属のベッドじゃなかったっけ?と思った。いやいや、
そんなはずはない。私のベッドは一番古い記憶からでも木製ベッドだった。それからも違和感は続いた。テーブルの
位置、お父さんのいるいない、自分のスペースの散らかりよう。そんなはっきりしない違和感が強くなったのは、
学校にいくために玄関のドアを開けてからだった。…学校に行く道から感じる、妙な懐かしさと泣き出したくなる
安心感と寂しさがあって、登校班っていう単語さえも懐かしく感じた。違和感の正体がハッキリしたのは、教室に
ついて、友達の顔を見てからだった。やっと会えた。と思った。ずっと会えていなかったから。そしてその思考は、
ストン、と腑に落ちた。そうか、私は今、夢を見ているのかと。こいつらの顔を見て、泣き出したくなっている私が
いるのは、夢を見ているからかと。ならば夢が覚めてしまう前に、ずっと言えなかったことを言いたい。
…ずっと会えていなかった、と言ったのは正確じゃない。正しくはちゃんと互いが向き合って言葉を言えていないのだ。
「…ありがとう。」「はあ?イグサちゃんどした急にー?」「ん?ちょっとそれ意味不なんだけど?まあおはよー。」
そういう言葉が返って来て、そうかそりゃそうだよな。こいつらこういう奴らだったな。と、可笑しくて笑って
しまった。「おはよう。」その言葉を言えたかは分からない。目が覚めたから。…でもやっぱり少しだけ、
泣いてしまった。そして今日も、そんな自分を殴りたくなった。

7/11/2024, 9:56:07 AM