冬の夜空を見るのが好きだ。
今日のように無数の星が広がる空は特に、。
ふと、思い浮かぶのはあの子との日々。
一年半の間、ずっと一緒にいた、しらゆき。
元気にしているだろうか、、、。
しらゆきは明るくて優しい子だった。
いつも私を笑顔にさせてくれた。
ただ一度だけ、しらゆきが暗く、おかしい時があった。
ちょうど今日のような冬の日だった。
たまに誰かを、何かを、呪いたくなる、。
でも、そんな気持ちは無駄なことを私は知っている。
だから、ね、ふみ。
私はそんな時こう思うようにしているんだ。
呪いたいほど嫌なことに費やす想いを全て、
大切な人の幸せを願うために使おうと、、、。
そう言ったしらゆきは、儚い雰囲気を纏っていた。
げ、、。朝起きたら飼い犬のふっさんがオシッコ撒き散らしてた。
そして俺はその液体を踏んでしまった。
何ということだ、、。
まずは足拭いてふっさん捕まえるか。
いや、ほんとに。やってくれたよ、ふっさん。
次は床拭きたいけど、、。
ふっさんそこにおすわりしとってくれん?
ふっさんおすわりやおすわり。
ちゃう、伏せやない。おすわりや。
そや、それでええ。待てやで、ふっさん。
、、、さて、拭き終わったわええけど、
ふっさん何してるん。
壁に向かってマーキングせんとってや、。
どんだけおしっこ溜まっとってん。
あー、今日休みでよかった。
一つだけ願いが叶うなら、、。
私という存在を消して欲しい、。
私に関する記憶を消して欲しい。
消えたいんだ、この世から。
お願い、、私を消して、。
十年後の僕へ。
今、僕は中学受験をするかしないかで悩んでいます。
未来の僕が、少しでも幸せな日々を送れるように
僕は最善の選択をするつもりです。
未来の僕は、今幸せですか?
そうであったら、僕は嬉しいです。
僕には、悩みが一つあります。
ハッピーエンドの映画しか見れないということです。
この前友達にこのことを言ったら、
指差してお腹抑えながら笑われました。
煽りたいせい全開でした。
未来の僕は、いろんな映画を見れいているのでしょうか。少し気になります。
僕は僕のすべきことを、
未来の僕は未来の僕のすべきことをしてください。
僕より。
ないものねだり、ね。
実はその言葉言われると傷つくんだよ。
確かに彼は私にないものを全て持っている。
端正な容姿。高身長。心地の良い声色。
そして何よりも、彼の誠実さ。
私が彼に抱いているものはただの嫉妬心からくるのか。
きっと、もっとくすぐったい、
私には似合わない感情からもくるのだろう。
だけど、私はこの複雑な想いに蓋をする。
辛いと分かっていて進む勇気が、私にはない。
ただ、最後にひとつだけ。
彼の机に置かせて欲しい。
マリーゴールドという名の花を、、、。