tomoLica

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10/20/2025, 12:15:03 PM

勝手に友達だと思っている奴がいる。
もう死んでしまっただろう。

相手は私のことなんて、なんとも思っていない。
むしろ怖がられていたのかもしれない。




あれは8年前の夏。
私は人生のドン底にいた。

夜が老ける頃、家族が寝静まったのを見計らって、台所に座って酒を飲み出す。
味わうわけでもない。ツマミもない。
ただ口から、流し込むような行為。
次第に頭の縛り付けが緩み、少し楽になる。
そしてクラクラになるまで、倒れ込んで寝るまでその行為は続く。

ある日、目の前に1匹の虫が現れた。
夏によく出る、黒光りボディの、急に飛んだりする、
みんなが大嫌いなアイツ。

そう、通称Gだ。

いつもなら悲鳴をあげて逃げるのだけれど、もう酔っ払っていたし、落ち込みすぎて殺す気力もない。

そいつは少し小さめのボディで、出てきてもたいして移動せずに、長い触角だけを動かしていた。
コイツは、放っておいたらどうするのかな?
と、思いしばらくじっと見つめていた。
そのうち物陰に入って見えなくなった。

翌日の夜中も、同じように酒を煽っていたら、またアイツが出てきた。昨日と同じ奴だ。
今日も、殺す気力はない。
昨日と同じく、動き回るわけでもなく、水道の蛇口のあたりにいる。

「お前も一人なんだな。」

声をかけたら心がほんわりと温かくなった。
このドン底の孤独の夜には自分しかいないって思ってたけれど、アイツも夜を超える仲間のように感じた。
だんだん愛着が湧いてきて、出てくるのを待つようになるほどだった。

それから…
そんな夜をいくつか超えて、アイツも出てこなくなって私もドン底から抜け出した。


今でも夏の夜になると時々アイツを思い出す。
ドン底の闇に現れてくれた、小さな友達を。



お題「friends」

ここまで書いて気づきましたが、friendsでしたね。
書いたのはFriendでした!まあいいか。

10/17/2025, 5:12:59 AM

12月23日
地球から何億光年も離れた星。
サンタクロース達が住む星“ノエリア星”では、ある事件が起こっていました。

プレゼントを配るために地球に出かける間際、サンタ達が各国にいくための道しるべの星図が消えてしまったのです。
デジタル星図の有効期限が切れてしまったようです。
復活しようにも、データの作り直しが必要で明日の出発には間に合いません。

サンタ達は困り果てています。

「星図がないと目的の国に辿り着けないかもしれないぞ。プレゼントのお届けが大幅に遅れてしまう」

「しかし…もう出かける時間じゃ。長年の勘を頼りに行くしかない!子供達のために!」

サンタクロース達は、不安を残しつつも子供達のためにノエリア星を出発しました。


一方、地球では…

「ボクはプレゼントが楽しみで1年間お利口にしてたんだ。この1年のお利口の記録も合わせてプレゼン資料もちゃんと作ったんだ!」

「私には親もいないけどサンタさんは毎年必ず来てくれるの。ちょっと苦しいことがあってもクリスマスのことを思い出せば頑張れるわ」

「私は夢を叶えるための勉強道具をお願いしたの。ついでにchat GPTの利用料も払って欲しいな!」

子ども達がサンタクロースのプレゼントを楽しみに待っています。
彼らは希望で溢れていて、キラキラと輝いているように見えることがありました。



ノエリア星


「さて、今年はイレギュラーなことが起こったが、ワシらの使命はプレゼントを届けること!」

「何がなんでも全件届けきるぞ!」


サンタクロース達は地球に向かいました。


長年の勘で地球付近まで来ることができました。

「問題はここからじゃ…」

サンタクロース達は成層圏を超えて、地上に近づくため、目を凝らします。

するとあることに気づきました。

「おや?地上がキラキラを光っている。それも無数に!?」


星図を見て地球に来ていた頃は星図に気を取られ気づきませんでした。

よくみるとその輝きは、サンタクロースを待ちわびる子ども達の希望だったのです。


「なんと!いつも星図ばかり見ていたが、こんなに地球は輝いていたのか。希望は地球の星図だ!」




子ども達の希望の光でサンタクロース達は無事に子どもたちにプレゼントを渡しおえました。


おしまい



「きえた星図」



10/15/2025, 2:49:06 PM

なんだよもう、このよくわからないお題は。

このアプリを始めてから半月。
つくづく頭が硬くなってると実感する。
昔なら言葉がスルスル出てきたのに。

頭をこねくり回す事、10分…
唐突に、この関係の式の解が出た。



愛 − 恋=夫婦



妙に納得して、今日はこれまで。
お疲れ様でした。



お題「愛 − 恋=?」

10/13/2025, 12:03:45 PM


夜。
かつて二人で眠っていたベッドは、
もう半分が冷たいままだ。
その冷たさに、私はそっと体を寄せる。
言葉にすれば、何かが壊れそうで。
代わりに、唇からこぼれたのは、
言葉でも涙でもなく、
小さな音色。
「lalala…」



「lalala good bye」

10/10/2025, 3:50:29 AM

秋恋…?
なにそれ。そんな言葉あるの?
と、スマホに言葉を入れてみたら、あった。

秋の季節に恋を始めること
だってさ。

スポーツ、食欲、読書、収穫、芸術、行楽など…〇〇の秋ってさ言うじゃない。
さらには恋もあるのか…

ものすごくリア充だね、秋って。

秋は人間が人間らしく活動できる季節なのかもな。
だとしたら、もうちょっと長くてもいいんだよ。



「秋恋」

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