「さよならを言う前に」
さよならを言う前には、きっと何も考えない。
何の覚悟も出来ないまま、ただ、言ってしまうのだ。
…もう、駄目だという自分の心を欺けずに、
全身で「さよなら」と告げ、背中を向ける。
だから、わざわざ言葉になんてしない。
ただ遠ざかるだけ。
モノクロームの花束が身体から湧き出て来るみたいな、私の「さよなら」。静かなものよ。
だから、…氣付かなくてもいいの。
ただ、離れてゆくの。
「空模様」
雲の流れが早い。急に視覚を宇宙まで飛ばして、
その雲の流れを遠隔で追いかける。
想像だけどね。この真っ白い流れに乗って、時間も超えられたらいい。
越えたつもりになって、ぼくの隣にいた頃の君に会いに行こう。
視覚は雲の中を乱れ飛んで、見知った街へ出る。
高速で飛ぶ小鳥のように君を見つけ、その眸を捉える。
透き通った君のまなざしが、バチッとぼくの視覚とダイレクトにぶつかって、
これが過去なんて、ぼくの想像だなんて嘘だろう…?
あざやかで、たった今みたいな戦きだ。
ぼくの心は瞬間打ち震え、君の、花がほころぶような笑顔が焼き付き、「え?何で笑うの?…」
笑ってくれるの?…って泣き笑いする。
瞬間の想像はぼくの中に生まれ、心を焦げつかせて、君が大好きだった事を甦らせた。
…おかえり、ぼく。
ちょっと、びっくりしたね…?
「鏡」
昔、家にあったのと同じ手鏡を見つけたので、買ってみた。懐かしい。
時間が戻るわけじゃないけれど、懐かしい。
その鏡を見る時は、おまじないの言葉を言うことにしてる。自分の目をじっと見て、何かしら呟く😸
アファメーションって決まった言葉を言うものなのかな?…でも、いちいち違う事を呟いている。
その時思いついた、まぁ、前向きな言葉を。
…どんなのかは秘密にしとくけど。秘密にしといたほうがいいって誰か言ってたしね。
何でだったかなぁ…?
でもその方が、魔法みたいで楽しいかも。
鏡をちょっと見るだけでも、魔除けになるってどこかで読んだ。魔法と魔除け・背中合わせ🪞。
すごく落ち込んだ日に、鏡の中の自分が、実にわかりやす〜く、がっくり😞してて、「あぁ、自分をいじめる考え方はよそう」って、心の底から思った。それからは徐々に、
もぉ、こんなにシュンとして…ほら、シャンと背筋伸ばして!と鏡を見るようになった。
健気にも😹そうして( ー`дー´)キリッとしてみせて、じゃあ、「行ってくるね!」と玄関を飛び出す。
魔除け、言い得て妙。
出先でも、鏡は味方。ちょっと目をあわせて、
魔を祓う🧙✨️
「いつまでも捨てられないもの」
たくさんある………
こんなに抱え込んでどうすんのよ…
わかってるよ。でも無理。捨てられない…
最近はもう、パッと捨てられるものが有り難くて、割り箸とかペーパーおしぼりにホッとするようになってしまった。
捨てられない…って心情の他に分別で悩むからって事もあるよね…これはどうしたらいいの?とか…(ノД`)シクシク。
プラ容器洗って乾かして袋にまとめて捨てに行って、
紙もいろいろ分別して段ボールしばって、ビン、アルミ缶スチール缶分けて…(ノД`)シクシク。
粗大ごみ申し込んでコンビニでシール買って当日指定場所まで持ってって、粗大ごみだからもう重かったりかさばったりで…(ノД`)シクシク。
捨てるって、たいへんだから…最近手間がかかりそうなの最初から避けて、買わない。
個包装のお菓子もめんどうで買わない。
でも個包装じゃないと、開けたらぜんぶ食べちゃうんだよな………(ノД`)シクシク。
本当に「いつまでも捨てられないもの」に直面する前に分別すべきものに打ちのめされている。
現状こんな感じである。以上。(遠い目)
✾地域によっては割り箸やペーパーおしぼりも分別するのであろうか?考えるだけで…(ノД`)シクシク。
「誇らしさ」
あまり、考えたり思いついたりしたことがない。
誇らしさってなんだろう?
私が私の立ち位置に生まれ、流れ、傷つき傷つけ、うんざりしながらも………そのあった出来事から良い事だけを切り離すのも出来ないでいて、でも、
大切な人たちに出逢えた事を何かに感謝は確実にしているから、もう、
めんどくさいから全部OK!ってしている訳だけれど…誇らしさかぁ…
やっぱり、会えて嬉しい人がいて、良かった。
読めて嬉しい本を読めて、良かった。
聴けて嬉しい音楽があって、良かった。
それを自分の表現や在り方にダイレクトに繋げられて、良かった。って事かなぁ…
表現・在り方と言ったって、ちょっとクスッと笑ったり1行だけ何か書いて忘れちゃったり、そんな小さな事がたくさんあって、それも嬉しいんだと思う。
日常にふっと、楽しくなる瞬間は自分だけの瞬間だから、それかなぁ…😺。