灰田

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8/19/2024, 10:25:02 AM

「空模様」

雲の流れが早い。急に視覚を宇宙まで飛ばして、
その雲の流れを遠隔で追いかける。

想像だけどね。この真っ白い流れに乗って、時間も超えられたらいい。
越えたつもりになって、ぼくの隣にいた頃の君に会いに行こう。

視覚は雲の中を乱れ飛んで、見知った街へ出る。
高速で飛ぶ小鳥のように君を見つけ、その眸を捉える。

透き通った君のまなざしが、バチッとぼくの視覚とダイレクトにぶつかって、

これが過去なんて、ぼくの想像だなんて嘘だろう…?
あざやかで、たった今みたいな戦きだ。

ぼくの心は瞬間打ち震え、君の、花がほころぶような笑顔が焼き付き、「え?何で笑うの?…」
笑ってくれるの?…って泣き笑いする。


瞬間の想像はぼくの中に生まれ、心を焦げつかせて、君が大好きだった事を甦らせた。



…おかえり、ぼく。
ちょっと、びっくりしたね…?



8/18/2024, 10:42:58 AM

「鏡」

昔、家にあったのと同じ手鏡を見つけたので、買ってみた。懐かしい。

時間が戻るわけじゃないけれど、懐かしい。

その鏡を見る時は、おまじないの言葉を言うことにしてる。自分の目をじっと見て、何かしら呟く😸

アファメーションって決まった言葉を言うものなのかな?…でも、いちいち違う事を呟いている。
その時思いついた、まぁ、前向きな言葉を。
…どんなのかは秘密にしとくけど。秘密にしといたほうがいいって誰か言ってたしね。
何でだったかなぁ…?
でもその方が、魔法みたいで楽しいかも。

鏡をちょっと見るだけでも、魔除けになるってどこかで読んだ。魔法と魔除け・背中合わせ🪞。

すごく落ち込んだ日に、鏡の中の自分が、実にわかりやす〜く、がっくり😞してて、「あぁ、自分をいじめる考え方はよそう」って、心の底から思った。それからは徐々に、

もぉ、こんなにシュンとして…ほら、シャンと背筋伸ばして!と鏡を見るようになった。
健気にも😹そうして( ー`дー´)キリッとしてみせて、じゃあ、「行ってくるね!」と玄関を飛び出す。

魔除け、言い得て妙。
出先でも、鏡は味方。ちょっと目をあわせて、
魔を祓う🧙✨️



8/17/2024, 10:36:34 AM

「いつまでも捨てられないもの」

たくさんある………

こんなに抱え込んでどうすんのよ…

わかってるよ。でも無理。捨てられない…


最近はもう、パッと捨てられるものが有り難くて、割り箸とかペーパーおしぼりにホッとするようになってしまった。

捨てられない…って心情の他に分別で悩むからって事もあるよね…これはどうしたらいいの?とか…(ノД`)シクシク。

プラ容器洗って乾かして袋にまとめて捨てに行って、
紙もいろいろ分別して段ボールしばって、ビン、アルミ缶スチール缶分けて…(ノД`)シクシク。

粗大ごみ申し込んでコンビニでシール買って当日指定場所まで持ってって、粗大ごみだからもう重かったりかさばったりで…(ノД`)シクシク。


捨てるって、たいへんだから…最近手間がかかりそうなの最初から避けて、買わない。
個包装のお菓子もめんどうで買わない。

でも個包装じゃないと、開けたらぜんぶ食べちゃうんだよな………(ノД`)シクシク。


本当に「いつまでも捨てられないもの」に直面する前に分別すべきものに打ちのめされている。

現状こんな感じである。以上。(遠い目)




✾地域によっては割り箸やペーパーおしぼりも分別するのであろうか?考えるだけで…(ノД`)シクシク。



8/16/2024, 10:38:19 AM

「誇らしさ」

あまり、考えたり思いついたりしたことがない。

誇らしさってなんだろう?

私が私の立ち位置に生まれ、流れ、傷つき傷つけ、うんざりしながらも………そのあった出来事から良い事だけを切り離すのも出来ないでいて、でも、

大切な人たちに出逢えた事を何かに感謝は確実にしているから、もう、

めんどくさいから全部OK!ってしている訳だけれど…誇らしさかぁ…

やっぱり、会えて嬉しい人がいて、良かった。
読めて嬉しい本を読めて、良かった。
聴けて嬉しい音楽があって、良かった。


それを自分の表現や在り方にダイレクトに繋げられて、良かった。って事かなぁ…

表現・在り方と言ったって、ちょっとクスッと笑ったり1行だけ何か書いて忘れちゃったり、そんな小さな事がたくさんあって、それも嬉しいんだと思う。

日常にふっと、楽しくなる瞬間は自分だけの瞬間だから、それかなぁ…😺。

8/15/2024, 10:41:14 AM

「夜の海」

夜の海の、まっくら。
夜の海の、底の底の、もっとまっくら。

そのまっくらな海の底で、私はバスに乗っている。
たったひとりで膝をかかえて、壊れたバスに乗っている。

だあれもいないまっくらな、ほんとうは、よるかどうかも、わからない海の底で、

たったひとりでバスに乗ってる…

バスのライトは生きている。
なぜだか灯台の灯りのようにぐるぐる、ぐるぐる回りながら、

古代の魚の大きな骨の連なりが、
ぎゅるぎゅる、ぎゅるぎゅる回っているのを灯りの中に捕まえる。

私は怯えて肩を抱き顔を膝にもっと埋める。

これをごらん?と言って来るような灯りの中から目を反らして、ぎゅうっと目を瞑ったら…

…目が覚めた。


全身から力が抜けた。ホッと息をついた。

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