「友情」
友情が基盤なような氣がしてる。
親子とか、恋人にも友情が根っこにあるような氣がしてる。
すれ違うだけの人にも、店員さんにも、
バスの中でお母さんに抱かれてむずかってる赤ちゃんへもフラットでドライであったかいそれがあって、
世界はそれで動いてるんじゃーなかろーか。と思ったりする。
友情は期待し過ぎない、ストッパー付きの、そして対する人が自由な思いを抱くのを、
いくぶん積極的にうながす作用があると思う…のである。
「友情」って動力の名前かもなーと。
だから無理に友だちと思う必要もなくて、
私が自由であるのと同時に、同じ地平に連なる…
同時代の全部から、あっさり時をも超えて、
あるいは世界線さえも超えて……
限りなく自由に作用する氣持ち、全部じゃないのかなーって。思ってたりする。
ライトでSFで、ジュブナイルの夏休みみたいな…
懐かしくて楽しくて、通り過ぎれば思い出になって。
わずかにセンチメンタルで。
ちょっとリスペクトにも似て。でも、
そんな色を帯びることも出来るけれどあくまで自由な…最初の氣持ち。
…そんなふうなもの、なんじゃないかなーって思う。🐱。
「花咲いて」
花咲いて咲いて咲いて、桜が咲いて散って。
バスから見た遠くの路地に、花咲いて、向日葵。
お墓参りの途中の道にも、花咲いてタチアオイ。
花咲いて咲いて散って、ハルシオン咲いて、
花咲いて咲いて咲いてうるさいくらいに目につき、
夏草もまっすぐにためらいなく天に伸びて、
咲くとなればまっすぐ咲いて、
地の中は根で繋がっててもまっすぐ大声出すように、
咲いて咲いて散って咲いて、
空へ伸びてまっすぐ咲いて、
地にうつむく時さえも、まっすぐにうつむく。
✾笑っちゃうくらい思いっきり下向いてる花あるな~と思ったので、最後はこんな😸
✾あと何か植物はネットワークあるみたいだから繋がってるみたいにした。
もしもタイムマシンがあったなら、
とりあえず、ちょっと置いておく。
で、決心がついたら過去の我が家の周りをうろついて、今はいない家族を見に行く。
さすがに「私」だからバレるからこそこそ遠くから見つめる。…挙動不審ではある。
懐かしくてスリリングで、切ない冒険。
この「今」に、体に氣をつけておけばあの日父さんは倒れないで済んだ…でも、何も言えない。
この「今」に、避けておくべき状況を伝えておけば、母さんに無用な傷を負わせないで済む。でも言えない。
「正解」を知る私は、どうすればいいんだろう?
もしかして半分幽霊みたいになって誰かの夢に出られるようなオプション付きなら出来ることもあるかもしれないけど……。
それとも、信じてくれるかな?
未来からあなたの子どもがやって来たんだよって。
…リアクション怖い。お坊さん呼ばれたりして。
それ以前に、接触不可かな。
タイムパトロール的な人も込みだったら、私が見張られる立ち場になるんでしょうし…。
遠巻きにするしかない秘密の、機械。
ダイレクトに、
「タイムマシンに乗って来たよ!!」って言えたらいいんだけど…
「今1番欲しいもの」
テッテレー♪「氣分切り換え自由自在マシーン」
でも、無理矢理ってわけじゃない。
ダイヤル式で(そのダイヤルがいい音!)
微妙に絶妙に設定出来る。
たとえば失敗して落ち込んでる時に、その失敗で得た学び✨は十分に咀嚼して自分のものにした上で、
残った憂鬱を、ちょっとだけ切り換える。
「ああ~ちょっとしんどかったわ~!でもいいわ~」
クキクキ!(ダイヤルのいい音)
「ああ!速攻切り換わったわー。目の前に○○があって私をとんでもなく労ってくれているようね!!」
ってことになる。
○○は、雄大なサバンナの景色でも藍色の星空でも
チョコパフェでも良い。
チョコパフェの場合は絵に描いたチョコパフェだから、いい氣分のまま、速攻食べに行くともっといい氣分になる。
好きな人には会いに行くのも。
もう会えない人なら………顔が見れて最高!
しあわせな氣分創って感じ切って、時に実行までついてくる不思議な機械。
でも、心臓のあたりに、ハンドメイドで創れるっていう噂もある。
じゃあ、創りましょうか🐱
「私の名前」
母の名は、母を取り上げたお産婆さんの名であるらしい。
母はもう亡いが、私がもちろん母の名を覚えている。
法事などお寺に提出する書類にその名を書くと、懐かしくなる。
2人分の名でもあったなと、時に思う。
父の名はとある有名な軍人さんと同姓同名で、
私はその人のエピソードすらあまり知らないけれど、勝手に親近感を抱いている。遠い遠い透明な糸のような縁、だなと思う。
そんな縁が美しく、この世を駆け巡っているのは、
なかなか、悪くないと思う。
私の名は、もし母がつけていたら「エセル」になっていたらしい。
でも、父がつけたので平凡なよくある名前だ。
母の趣味は可愛いし、父の趣味は…もしかしたら好きだった誰かの名前?…と思ったりして興味深い。
この私の本当の名前の由来は、よく考えたら全然わからない。
もしも生まれる前の私がこの名前を決めたなら、
好きも嫌いもなく、果てしなくフラットなこの感じは、絶妙だなと褒めてあげてもいい。