灰田

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7/12/2024, 10:44:46 AM

「これまでずっと」

これまでずっと氣付かなかったけど、たとえば……
君の笑った顔に移ろう木漏れ日を見ることで、
それだけで私は、小さく変わる。

元には戻らない。

きれいだな…と言葉には出さないけれど、ささやかな葉擦れの音とともに、私の胸にも焦がれる思いが満ちて来て、

その分、確実に何かが変わる。


その時を未だ知らぬ私から、知った私ヘ変わる。

微細な透明な生き物みたいな時が、
この、私と出会って、この私に、変えて行く。


(…どうしても変わらざるを得ないなら、時と反応してシャーレの中の生き物みたいに、
変わって行かなければならないなら)

どんなに悲しい時が降っても、優しい私に変わると決めよう。

「優しい」がどんな優しさかも、見極められる目を持とう。



これまでずっと氣付かなかったけれど、
時よりも、木漏れ日よりも…君よりも、この心が、

どこに辿り着こうとしているか。
どこに辿り着きたいのか。

だから、これから先、何が起こったとしても、
何ひとつ、君のせいなんかじゃない。






7/11/2024, 10:54:29 AM

「1件のLINE」

LINEに自分のために楽しいこと記録して、誰も呼ばない秘密の愛称で書き溜めて………
みようかなって思って、そういう「領域」作ったんだけど、結局、みごとに、

な~んにも書いてない。

よく考えたらメモアプリ3つもあるし、
普通にノートにも書いてたんだった。すでに飽和💦

でも、そういう、私と誰かの境界線みたいな場所に、私の休憩所っていうかオアシスがあったらなーって思ったので………。思ったんだけど。

ごめんねオアシス、ほったらかしで。
なんか公共?過ぎて、かえって避けてしまったよ。

もっとずーっと遠く深く、離れて離れて離れて、
その上で、ゆっくりゆったり、

お休みしたかったんだよね…。




❁「1件のLINE」じゃなくて「存在しない1件のLINE」

7/10/2024, 10:28:04 AM

目が覚めると、いつも、小さなプレゼント🎁があるといいな。

クリスマス🎄みたいに、楽しいプレゼントがあるといいな。

おいしいプリン🍮をつくっておいて、朝食べるのもいいな。

リボン🎀をほどいてプレゼントの箱開けたら、
びっくり箱でもいいし、オルゴールでもいいし、
古びた本を開いたら、ぶわっと、仕掛け絵本の遊園地🎡ってのも可愛い。


でもいちばんのプレゼントは、目覚めて最初にあなたの顔見て、おはようって言い合えることだね……

神さまからのプレゼントが、いつも届くから、
私はそれをちゃんと受け取って、

ありがとう🫂って言う。


❁ちゃんと受け取るって、ハードル高い時もある…
でも、今日の分のプレゼントは今日大事にしたい。
先送りはなし。

7/9/2024, 10:39:18 AM

「私の当たり前」

今日も当たり前に太陽は沈み、夕焼け焼ける!
…でも、いつか太陽が無くなれば、夕暮れも無くなる。

ご飯はいつもおいしい!!とは限らない。
悲しいことがあれば、味なんてすぐわからなくなる。

いつも氣分良く絶好調、だったらいいな。
だけど、私けっこうそそっかしいから、
いつも絶好調だったら、いろいろ見落としちゃうかもしれない。
走ってる時と歩いてる時とじゃ、景色は違うから。

ご飯がおいしく感じられない日があってはじめて、
人が「食べても味がしない」って言ってたのが、こういうことかってわかった。

「目の前が暗くなる」ってほんとに薄暗くなって、照明暗いの?…って思うんだなって、わかった。

当たり前に思ってたいつもの感覚が、ちょっとのことで当たり前じゃなくなるんだなって思った。

冬に、階段踏み外してコケたとき、すごい厚着だったから怪我は無かったんだけど、もうちょっと違う場所を、もうちょっと強くぶつけてたら、
体の骨バラバラに外れてたかも…って、骨の軋みを感じた。ギシギシした。

当たり前って、絶妙なバランスの上に成り立ってるんだなと思う。
まさに、有り難し。有り難う…上手いこと言うな~日本語。(゜.゜)

地上に水があるバランス。
そもそも地球があるバランス。
なぜ星空を堪能出来るのか、のバランス。

私たちはけっこうすごい花形ピエロで、綱渡りのバランスを無意識に取りながら、
「当たり前よー🎉」って言ってて、

でもたまには謙虚に、「ありがたきしあわせー💖」
ってちょっと思うのも、いいかもしれないなー。





7/8/2024, 10:25:21 AM

街の明かりが灯る頃、目を覚ますのは

風邪をひいて寝ていた子。

こんな時間までぐっすり寝ちゃったよ…

でも、いくらでも眠れて

眠って覚めたらちょっとずつ

頭が痛いのが治ってる。

お母さん、いないな。どこに行ったのかな?

シーン…としたなかで

コンコン! …咳をする

もうちょっと、休もうか…ふとんに潜って

ぎゅっと目をつむり

ふ~っと息をつく。


もう少ししたらきっと、ゼリーやくだものの缶詰買って、お母さんがかえって来る。

街の明かりが灯る頃、
夜がやって来るまえに

玄関開けるカギの音が、ガチャガチャって鳴るよ。

…もうすぐだよ。








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