「狭い部屋」
「狭い部屋」に閉じ籠もっている…ように見えるだけ。
そこからどこへアクセスしてるかは、知らないでしょ?
目を、心を、塞がれるように感じるのは、「狭い部屋」のせいじゃない。
目を、心を、塞がれたまま自動的に外へ繰り出す奴だって、いるからね。
…知らないのか?鎖にジャラジャラ巻きつかれて身動き出来ない人ほど、心は旅をするってこと…。
ほら、旅に病んで夢は枯野をかけ廻る…って歌った奴がいるだろう。…誰だったけかな?そんな感じでさ…
…鎖を断ち切ってもやれないのに、「狭い部屋」なんて言うのは、ちょっと残酷かなって思う。
残酷でもいいなら……そうだね、
君のその「狭い部屋」のなかに、いつまでも閉じ籠もっていればいいんじゃないかなw
「失恋」
失うためには、ある、ってことが前提だ。
それは、確かにあった。
恋した人に許可をもらう必要なんかない。
その思いは、恋を失った人のためにある。
きれいな雨の色の宝石。
雨が上がれば、七色に反射する光。
それは全部、恋を失った人への花束だ。
亀裂が入ったビー玉にはキラキラきれいな繊細な、光が入り込む。
その場所に佇むその人…だけの美しさが、
必ずあって、
それはとても悲しみだけでは追いつけない、何かをたたえて屹立する。
こんな人が、美しくないわけがない………
私はまぁ、「正直」者と思われれてはいるようですが、
嘘つくのって、めんどうくさいんですよね。
それだけです。
正直でいる…っていうよりか、もうほんっと、それだけ。ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!めんどうじゃあ!!!
でも、嘘つく方がめんどうじゃない状況ってのも、ありますよね。嘘も方便、と申しますし。
嘘が悪ってこともありませんし、
人間関係の潤滑油として、重宝されてもいるのでしょう。
…でも、めんどうくさいんです。
もう、嘘つくのに頭使わなきゃならない状況を、憎んでいると言ってもいい。
「勘弁してくれー、家帰ってテレビ見ながらアイス食べるってミッションが私を待ってるんだー(/_;)」
というふうに、自分にとってとっても大事なことってどうしたってあるじゃないですか ( ー`дー´)キリッ✨
嘘考えるより、「お腹すいた」「これおいしい」
「これ好き」「これ楽しい」「おまえ好き」
「おまえ、嫌い」とか思ってた方がストレス無い。
ただ、それだけですね〜。
あ~生まれてから一回も嘘ついた事無い、ってこともないですよ。…もちろん( ̄ー ̄)ニヤリ。
「梅雨」
雨は降るし、湿度しんどい。
でも梅雨は夏が来るまえの、息つく時期で、
…夏の熱波がやって来るまえの息継ぎの空間で、
いわば覚悟を決める時で、その上で、
雨音に甘やかされて、ぼーっとしている時間です。
水滴が流れる窓を透かして、傘の流れをながめながら、
街のコーヒー屋さんでちょっとおやすみするような、(力をためておくために…)
そんな時空間が、梅雨。
ホッとしてぼーっとして、覚悟して( ー`дー´)キリッ
でも、夏に備えてるフリして……
梅雨だなぁ…ってただ、空を見上げる。
大雨がさらさら雨になったらいいな、
霧雨でも、月は見えたらいいな、
うっすら祈りながら、大空を雨雲がゆくのを見ている。
ちょっと怖くなりながら佇んで、
梅雨だなぁって、また思う。
結局は雨を、見上げてるだけ。
雨音が、どこまでも、リフレインして………
「無垢」
無垢、とは憧れだろうか?
無垢なものは己が無垢だと知らぬ。きっと、そんなこと、思いつきもしないんだろう。…赤ん坊のように。
だから無垢の外側にいる私が、それ、を創ったのかもしれない。そして私は、
無垢を愛し、憧れ、守ろうとするものになる。
…無垢を装うことは、決して出来ない。
演じることは出来るかも知れないが、それは演者そのものじゃない。
それは、何処かへ帰ろうとする意思だろうか?
「無垢」が…この概念が生まれたなら、それは、無いものではない…確かにどこかにある何かだ。
無…と名付けられたものではあっても。
鈴の虚の、空間のなかに響く音。
響く音はあるが、幽かな吐息のような、
捕まえようとするけれど、形がなくて………だから、
何のとっかかりもなく指先が空を切って、
「無垢」を求め………
求めているから、あることは、わかっている…
けれど、それは多分
見つけようと思っても見つけられないような、
とても、とても、近く……………