灰田

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5/30/2024, 11:18:46 AM

「終わりなき旅」

夕暮れが、私に何度やって来ただろう。
いちいち数えてるヤツなんかいないよね。
でも、日記をつけてる人間なら、数えてるのと同じになるかな。

…何処かに、夕暮れを数えて記録するヤツがいればいいのに。
もしかしてそいつを殺したら、私の時間ももとどおりになるかもしれない。
そう…見立ててみる。
もし、夕暮れを記録する人間に逢えたなら…。

そしてあなたを見つけた。
小さなスケッチブックをいつも持ち歩いて、公園や河川敷や喫茶店で、夕日の絵を描くのを日課にしているあなたに。

あなたはいつもひとりで、永劫の時間を過ごしているみたいだ。
文字通り、永劫の時間を生きる…いや…喰い潰している私という魔物よりももっと、深い孤独を生きているみたいだ。

静かに、息をひそめて、あるいは、
深く深く息をしながら…夕日を生み出す。
たったひとりで。

もしもあなたが誰かと親しく語りあいながら描いていたなら、私は見立て違いだったと退いただろう。
けれどあなたは、いつもひとりだった。

あなたを殺したら…私は有限の命に戻れる。
ただの妄想なのに、そう思ってしまった。
幻想なのに、



夕暮れが、私に何度もやって来る。のに耐えられなくて私は、あなたの後をつける。
あなたは歩く。私は歩く。どこまでも歩く……

そしてあなたの手の中の夕日が、真実沈む日が来れば…………きっと私も。


だけどその時、あなたは私を、振り向いたのだ。
そして、こう言ったのだ。
「終わりのない旅の終わりが、今、やって来ますよ…」
私は目を見開いた。
「なぜ、わかった?……いや、そんなことはどうでもいい。本当にそれはやって来るのか?」

あなたは笑う。
私は幻想の境界線を、私の時間の境界線を、いつのまに越えていたのだろう。
……いつから、狂った?

あなたは笑う
「さあ、どこからが夢だったんでしょうね?あなたが永劫の時間を生きている…それも夢かもしれない。」
「………」
「でも、まあ、難しいことは考えなくていい…。私があなたを…攫いに来たことだけが、本当だ。」
「……え?」
「逆なんですよ、全部。逆じゃない事なんかありゃしない。」

あなたが嗤う。
私はいつから、何に、捕まっていたのだろう?
そして、



夕日が沈んだ。真っ暗になった。



5/29/2024, 10:28:11 AM

「ごめんね」

母よ、ドラ娘でごめん。
もし、こどもが選べるんだったら、絶対選ばれてないと思う。
キリキリ舞いさせて、ごめん。
でも、もし生まれ変わっても、こんなだと思う。
…別なヤツ選んでね。あ、選べないんだったね(^_^;)

私、今度生まれるんなら、宇宙人か空氣になるから、人間としては会えないと思う。
宇宙人とか空氣としてすれ違うなら、
ラッキー振りまく友好的な宇宙人になるし👾、
絶妙においしいきれいなスッキリサッパリ空氣を、惜しみなく振る舞う、豆台風になります。
…豆々台風かな。

父にも、ごめんね。
病氣つらかったね、もっともっと親身になれたら良かった。
でも、今度生まれたら丈夫に生ききってほしい。
…うーん(゜゜)蛇足かな?
きっと今は、あっちでのんびりのびのび、魚釣りでもしてるんじゃないかと思う。(しかも釣れないw)
(いや〜クジラ🐳釣ってるかも。そして友情を育むw)

しあわせにしててください。約束ね。

ごめんね…とか言っといて、約束させるあたりw






5/28/2024, 10:18:31 AM

「半袖」

もはや家では、半袖どころかノースリーブ。
下手するとタンクトップ。
だから、私は今頃風邪をひく…

でも、今年は大丈夫!!
まだアイス食べてないから!!ちょっとだけしか!

とても暑がりなので、目に余るくらい暑氣払いしまくります。
一度冷えすぎて具合悪くなり、母にお風呂場に連れていかれ熱めのシャワーかけられました!
治りました!

うっすーいタオルケットかけて冬場に寝てたら、怒られました!!

ちょっと寒いくらいが好きです!!

でも、冷房が苦手です!!

扇風機と冷蔵庫と、洗濯機を熱愛しています!!

こっから先、あんまり暑くなりませんように!!!





5/27/2024, 10:48:01 AM

「天国と地獄」

🎞地獄🎞
昭和の頃の映画に描かれた、雑踏を思う。

…そのフィルムのなかに入れば時間が巻き戻って全部取り返しがつくような、幻。

全部、夢だったんだって、言ってくれないかな。

地獄とか死神とか…そんなものはフィルムのなかに置いてきてしまえばいいって。


🎞天国🎞
私は、映画のなかにまだ幼かった家族の面影の、切れ端を捕まえる。
いくらでもまた、再び出会える夢が、

(地獄のようだ。)
天国のようだ。

大切に愛しても時間が奪いにくる。だから愛さないというなら、イージーに過ぎる。

どんなに手を尽くしても、離ればなれになるのだから、その天国と地獄が怖いから、
その手をつかまないというのなら、

天国も地獄も知らずに、臆病風に吹かれてろ。



けれど風に吹かれながら、虚空に佇めば。
それはそれで



※素の文章こんな。物語構築出来ない…。
ちょっと疲れてる…のかも🦆






5/26/2024, 10:49:26 AM

「月に願いを」

…さまようことも出来ない。と。
街の灯があふれる中で、月を仰ぐ。
願いをかけたことはないけれど、
味方、だとどこかで思っていた、月。

…それが、願いだったのかな。

月は私が、見あげるのを待っていた。
本は、私に読まれるのを待っていた。
あなたは、私が帰るのを待っていてくれた。

どこかでフッと、思う孤独を、
受けとめてくれるものが、
どうしても人には必要だから、

在る月。

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