【空模様】
天気予報なんて当てにならない
当たることはもちろんあるけれど
人間が自然に勝つことなんてできないし
予想外の動きをすることだってある
部活の外練の時に雨が降って中止になって
帰る時にちょうど止む
みたいなラッキーな事だってあるけれど
楽しみにしていた予定の日に限って雨が降ってしまう
なんていうアンラッキーな事だってある
自然は私たちの事情なんて知らない
関係ない
人間も少し似てる気がする
互いに気をつかってはいるだろうけれど
やっぱり自分の感情は隠しきれない人の方が多くて
自分は関係ないのにやたら相手が不機嫌だったり
自分が落ち込んでる時に相手はいいことがあって
いつもより上機嫌に話しかけてくる
そんなことは日常茶飯事
人間も空模様に似てる
いつも不安定で何が起きるか分からない
だからこそみんなで支え会えたらいいよね
【君の奏でる音楽】
僕は君に救われた
君の紡ぐ言葉に
君の温かさに
君の奏でる音楽に
辺りが真っ暗な気がして
孤独だった僕の耳に唯一入ってきた音
それが君の奏でる音楽だった
君は自分の音楽なんて大したことないって言うけれど
その音楽で僕を救ってくれたことは紛れもない事実で
君がいなければ
君の音楽なければ
なんて想像はしたくない
だからそんなに自分を卑下しないで
僕は誰になんと言われようと君の音楽が好きだ
【終点】
私は今まで自分の道を自分で選んだことがない
いや、選んではいるけれど
どれも既に敷かれたレールの上にある
自分で敷いたものではない
何かが違う
こんな事がしたい訳じゃない
そんな違和感を覚えながらも
安全な道をただ言われた通りに歩いてきた
それでも君が私をこのレールから脱線させてくれて
その当時は君は私の邪魔をしているのだと思ってた
でも本当は世界の広さを教えてくれていた
私が見てきた世界はとても小さく
誰かが敷いたレールを辿っているだけだと
ようやく気づけた
私は初めて自分でレールを敷いた
目標となる終点は前と変わらないけれど
そこへの行き方は一つじゃない
寄り道をしてもいい
どんな路線でもそこへ辿り着くことはできる
どんな道にも必ず終わりがある
どんな路線でも必ず終点がある
そこに辿り着くまでに何ができるか
それが今私にとって大切なことで
私が生きる私のための道
【最初から決まってた】
この世界に産まれてくることは最初から決まってた
どんな才能があるのか
どこで人生が変わるのか
どこで人生の幕を閉じるのか
それらはきっと最初から決まっていること
何度人生をやり直したって
原因や内容は違えど結果は同じ
それでも私たちは
その決められたことがなんなのかが分からない
分からないからこそ
本当に決まっていたものなのかも分からない
どんな事でも全て"運命"とかいう言葉で表される
決まっていたことでも
決まっていなかったことでも
やり直すことはできないから
自分の選択の結果がそうなったのだから
確かに全て"運命"と言えるかもしれない
その善し悪し関係なく"運命"であるなら
「最初から決まっていたのだから仕方ない」
「これが"運命"なのだからどうしようもできない」
そういう考えにもなる
そう思えたら少しは楽に生きられる
少しは自分に優しくしてあげられるんじゃないかな
【つまらないことでも】
全ての事に全力で
それがどんなにつまらないものであったとしても
確かに一生懸命で
何事にも真剣に取り組んでいる人は
素敵だと思うし、応援したくなる
でも、そういう人が笑われてしまう
そんな世の中でもある
真剣にやって何が悪いの?
どうして手を抜くことがかっこいいことなの?
早く気づいてよ
君が笑っているのは本当に笑うべきもの?
自分の行動を見てみなよ
誰かに誇れるようなことをしてる?
全力でやっている人は
自分の限界を理解していない人が多い
何事にも手を抜く人は
自分の限界を勝手に決めている
頑張りすぎてしまう人を
休めせてあげるだけの力があればいいけれど
そんなものがあるなら
それほどの優しさが存在するなら
人の事を笑ったりしないよね
つまらないことでも全力でやる人が悪いわけがない
ただ手の抜き方も知ることができたら
もっと良くなるよね
頑張る人が笑われることのない世の中になるといいね
まだまだ先の話になるだろうけど…