【柔らかい雨】
何をしてもつまらない
ひとりじゃないのに孤独と感じる
頑張ってる自分が馬鹿馬鹿しくなる
そんな気持ちになることなんて日常茶飯事で
それでもそんなことがあるからこそ
ちょっとした小さな幸せにも気づける
今はやまない打ち付けるような激しい雨も
いつかは柔らかい雨となって
乾ききってしまいそうな自分を潤してくれるはず
きっと人生のうちで
"消えてしまいたい"と思う日は何度も来るだろうし
"生きていたい"と思う回数より多いかもしれない
それでもいつか
"生きていてよかった"って思える日が来るから
そう信じていないと乗り越えられないから
その日まで頑張って生きようって
柔らかな雨に打たれながらそう思った
自分の今までが無駄にならないように
そんなことをしたら
今までの自分があまりにも可哀想だよ
【鏡の中の自分】
鏡を除くともう1人の自分がいる
寝起きの時は本当に
どうしようも無い顔をしているけれど
顔を洗って朝の支度をすれば
別人かのように見違える
鏡の中の私はキラキラしていて
いつも自信ありげに私を見つめ返す
鏡の前でビジュ確認して
万全で外に出るけれど
写真なんかに写る自分は最悪
SNSなんかに投稿している人たちは本当にすごいと思う
鏡の中だけでなく実際にキラキラ輝いている人たち
いくら今日の私可愛いって思っても
それを投稿しようとは絶対に思えない
私もそんなふうになれたらな
鏡の中の自分になれたならどれだけ自信が持てたかな
そんなことを思っても何もならないから
朝家を出る前に鏡を見て
万全の状態で家を出る
その後のビジュなんて知らん
私のビジュの記憶は鏡の中の私で終わってるから
人の見た目にとやかく言わないでね
自分は自分で
何よりも愛しい存在だから
他の人も一緒
【眠りにつく前に】
布団に入ったら何も考えないことを意識する
そうしないととずっとぐるぐる考えてしまう
いつも寝不足なのはそのせい
そして眠りにつく前に暗示をかける
お疲れ様、また明日
私ならきっと大丈夫って
そうしないとやっていけない
自分の味方は自分しかいないから
【懐かしく思うこと】
久しぶりにここに戻ってきた
自分の育った場所
決して忘れることのできない思い出
全く変わらない気もするし
何かが違う気もする
こんな建物あったっけ
こんなに道は綺麗だったかな
自分が知らないうちに
この場所もどんどん変わっていっている
それは自分も同じ
自分自身のことだし
毎日自分と向き合っているから
気づかないかもしれないけれど
久しぶりに会った人からしたら
自分もちゃんと変わってる
いい意味かどうかは別として
懐かしく思うこと
今と昔を比べなければ味わえない感情
そういうのってなんかいいよね
【君からのLINE】
僕は自分から誰かにLINEする事はほとんどない
そのためか僕にLINEをしてくる人もそれほど多くはない
その方が楽だった
ゲームをしている時に邪魔が入る事は滅多にないし
1人の時間を満喫できるから
それなのに最近は君からのLINEを待っている自分がいる
少し前まではただのクラスメイトだったのに
LINEを交換してから何故か気になって仕方がない
待てど待てど君からのLINEは来なくて
我慢できずに僕から送ってしまった
ずっと前から知り合いであったかのように会話は弾み
「おやすみ」の言葉ももらえた
それだけで今日が
今までにないほど幸せな1日になったような気がした
次は君から送ってくれるかな
僕はまた君からのLINEを待っている