5/29/2024, 11:05:58 AM
言えなかった「ごめんね」を、山ほど抱えて歩く。自業自得のその重みは、いつか身体を引き裂くだろう。
『「ごめんね」』
4/23/2024, 9:45:35 AM
たとえ、今までやってきたこと何から何までぜーんぶ全部間違いだったとしても。
悔やんで後ろを向いている時間は無いのだから仕方がない。
前向いて走るしか道はない。
4/22/2024, 9:40:13 AM
雫が、ぽとりと地に落ちた。
それを見てはじめて、自分が泣いていることに気がついた。
「わ、わ。なんでだろ」
誰かに見られていないだろうか。
落ちた雫は無理でも、せめて心だけでも隠そうと取り繕おうとして、泣き笑いの笑顔を作った。
だけどそれも無駄な足掻きだったみたい。
誤魔化そうとすればするほど、ぽたぽたと雫は落ちて、止まらなくなった。
『雫』
4/19/2024, 9:11:09 AM
『無色の世界』
鮮やかな色さえ知らなければ。
この世界が無色だと、気がついてしまうこともなかったのに。
4/18/2024, 9:46:26 AM
桜が散っても日々は続く。
読みかけの本の頁の間から、いつのものかもわからない桜の花びらが出てきた。
また来年。