最高のハッピーエンドを求めて、幾度となく「今日」という日を繰り返した。
けれども必ず、君を失う結末に行き着いてしまう。
「おはよう。どうしたの? 顔色がよくないよ」
何十回目かももうわからなくなった、君との朝の挨拶。
自分の運命なんて何も知らない君は、陽だまりみたいにあたたかな笑顔を、無邪気に僕に向けた。
「……大丈夫だよ、大丈夫」
涙が出そうになるのを堪えながら、僕は君に笑顔を返す。
今日こそは、君を救うんだと心に誓う。
……いや。本当は。
僕は、この「今日」という日を永遠に繰り返していたいのかもしれない。
この繰り返しが、永遠が、僕にとってのハッピーエンドなのだとしたら。
「ほんとに? 大丈夫ならよかったけど」
君がまた、ふわりと笑った。
『ハッピーエンド』
『My Heart』
わたしの心はわたしのもの。
そのはずなのに、上手にコントロールできないのはなぜでしょうか。
「好きじゃないのに」
小説を書くことは好きじゃない。
第一、書くのに時間がかかりすぎる。
アイディアを絞り出すのも苦しい。
いざ書き出せば、自分の語彙力、表現力のなさが顕になって、毎度自己肯定感が下がっていく。
それでも。
「ところにより」
全てじゃない一部地域、ってところがなんかいい。
「星が溢れる」。
このたったの一文を読んだだけで、夜空いっぱいに星々が瞬く美しい光景を想起することができる。
……いや、当たり前だ、と言われればそれまでなんですけど。
文章を読んで、そこから何かをイメージすることができるって、とても贅沢なことだなぁ、としみじみ思います。
◇
一か月以上も何も書かないでいたら、長い文章が書けなくなっていました。
まさに『書く習慣』。継続って本当に大事ですね。
仕方がないので、また一から少しずつ。
小さなハードルを越え続けるみたいにして、書いていきたいと思います。