ないものねだり
あなたの心を読み解く能力
傷付かない心
雨でも消えない灯火
若い頃はあった怖いもの知らずの勇気
歳を取って手に入る数多の経験
この先の未来を生き抜く強さ
誰かから守ってもらえる弱さ
あの人を笑わせられるワードセンス
永遠に減らないあなただけへの愛
ちょっとしたカッコよさ
ちょうどよい心の距離
愚痴を吐き出せる友達
気を遣わなくていい人
煩わしい奴等と関わらないで済む明日
嫌いなアイツを消す魔法
あなたを守れる僕
僕の隣にいてくれるアナタ
総て望んだって手に入らない。存在しない。けれど欲しい。
泡沫の夢で、ないものねだり。
好きじゃないのに
好きじゃないのにあなたのことを思い出す。
好きじゃないのにあなたを夢見てしまう。
好きじゃないのにあなたの言葉に涙する。
涙があなたのいない明日を滲ませる。
私の涙をあなたが飲み干してくれたならどれほど楽になれたのでしょう。
あなたの恋心を玩んでしまった私を許してほしい。
離れ離れになれて嬉しいでしょ?
あなたが私を求める時は私が離れて
私があなたを求めた時には目の前に姿は無かった。
私たちは月と太陽。
重なることはあっても一つになることはない。
あなたの去る後ろ姿を眺め、「行かないで」と願っても
蜃気楼のように儚く霧散してゆくあなたの残り香。
私の好みじゃないあなたのヘアワックスの綺麗な薫り。
ところにより雨
空が曇ってきた。機嫌が悪くなったのかな。
そういえば、雨が降る予報だったっけ。
なんで、あなたは追いかけてこないんだろう。
何も考えずに飛び出してしまった。
あなたは忘れてしまったんだね。
私が見せていた細やかな予兆に気付かなかった。
私の居場所を作ってくれたのに、其処にもういたくはない。
あなたが掴んだ私の手から伝わる温かさはこの雨の冷たさに
流されてしまったね。
あなたの呼ぶ声も雨が掻き消してくれる。
ここはもういたくない。
雨が傷口を綺麗に洗い流してくれる気がした。
ところにより雨が降る。心には晴れ間が見えた。
特別な存在
あなたは特別な存在。
そんなの分かりきってる。
そんな簡単なことが問題なんじゃない。
僕はあなたの特別な存在なのかがわからない。
人の腹の奥なんて読み取れるわけないけれど
あなたの底を真っ黒に淀んだあなたの核へ触れてみたい。
嘘を破り中から真実を貪り食う、獣のようにあなたの本心を
狙い続ける。
そう思いながら僕は隣で眠るあなたと空に浮かぶ月を眺める。特別な存在に見惚れ自分の本心を闇夜に見失った。
バカみたい
いつまでもあなたの名前を忘れられず
毎夜毎夜あなたのとなりにいる夢を見て
一日一日美しくなっていく過去に見惚れる
あなたがカッコいいと言っていた人になれるように努力する
あなたが好きと言ったものが今になって好きになったよ
僕が嫌いだったアイツをあなたが好きになる理由が今ならわかるかもしれない
それでもあなたが僕に気付いてくれることを願ってしまう
幻想だとしても悪夢だとしてもあなたと向かい合って話せる日を待ち続けている
あなたをずっと想い焦がれている
きっとあり得なくても信じて待つ
いつか革命が起こるかもしれない
一縷の望みを捨てられない僕はバカでしょうか
バカならあなたにバカみたいと笑ってもらえたら嬉しくて
恥ずかしくて、生きようと思えるから