姿勢のいい猫背

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10/25/2023, 10:22:02 AM

『友達』

この時代、友達と言う言葉は
直接会って関わりのある人間関係だけを示す言葉ではない
と僕は思う。
僕にとって実際に会って関わりあった人達は
イジメをしたり見過ごしたりそんな現実ばかりだ。

だけど今はネットが普及しネットの友達…ネッ友がいる。
名前も顔も分からない。
声からの情報しか相手の事は分からない。
けど僕はネッ友に救いを求めてしまっていた。

大人になってから友達の作り方なんて分からないと思って
いたが、ネッ友なら趣味や共通の話題で盛り上がって
気がついたら通話なんてしてる仲になっている。
その分少しのいざこざでスグに関係が崩れる事も…

僕には数年の付き合いのネッ友がいる。その人達には
何回も助けられ今の僕がいる。
この先もこの人達と今の関係を続けられたら良いな…

10/24/2023, 1:53:07 PM

『行かないで』

物心着いた時にはずっと同じ時間を過ごしていた。
小学校もずっと同じクラスだった。
中学で少し変化があった。
クラスの数が増え、初めてクラスが別になった。
悲しくて最初の夜はベッドの中で泣きじゃくった。
そうして数日会えない日が続き、
やっと後ろ姿を見かけた時一瞬喜びの感情が湧き上がった。
しかし、その周りを見てあぁもう友達がいるんだなと
絶望した。
私と2人で過ごしてる時間が溶けていくような
恐怖に包まれた。
私と彼女の2人だけの時間が遠くへ言ってしまうようだった
どうか私の事を置いて行かないで…

10/23/2023, 12:47:36 PM

『どこまでも続く青い空』

今日は晴れ!
の予報だったのに期待を裏切るような厚い雲。
昨日から楽しみにしていた散歩を台無しにされた気分だ。
だが私は考えた。持ち前の晴れ女を今見せてやると。
傘も持たず、私は家を飛び出した。

曇り空の中散歩をしている人も一定数居るんだなと、
今日来ていなかったら知らなかっただろう。
曇り空の方が気温は涼しくて歩きやすいと言うのは感じた。
しかし私は晴天の中歩きたいのだ!
そう思いながら、少し高い山とは呼べない丘へ来た。

周りには誰も居ない事を確認し私は大きく息を吸った。
「おテントさんの恥ずかしがり屋〜!!!」
私の声は大きく響いた。少し恥ずかしかったが次の瞬間、
少しずつ厚い雲の隙間から光が刺し、
しまいには雲ひとつ無い青い空が広がった。

コレだ!コレを私は見たかったのだ!
空のどこを見渡しても青く広がり太陽だけが主張する空!
私はまた大きく息を吸い込み、
「おテントさんありがとう〜!!!」
と叫ぶと青い空の端まで届いた様な感覚になった。
私はこのどこまでも続く青い空の下サンドイッチを食べ
少し居眠りをしてから帰宅した。

10/20/2023, 12:33:53 PM

『始まりはいつも』

私はいつも兄の真似をして色々なことをしていた。
勉強や遊び、習い事…
兄はいつも成績を残し、両親から褒められていた。
私はそれに習って努力して何度も復習をしていた。
なのに成績はいつも真ん中。
両親は「お兄ちゃんは成績優秀なのにね」と
哀れみの目で私の事を見下していた。
私はそれが悔しくてその度にもっと頑張らなければと
努力を続けた。

月日を重ね兄が一人暮らしをする事になった。
私は絶望した。目標の人が家から居なくなってしまう。
兄は「大丈夫、連絡するから」と笑っていた。
私は最後はと笑顔で家から出る兄を見送った。

私は無気力になってしまい、そんな私を両親は
目にも入れたくないと無視するようになった。
私の始まりはいつも兄だった。
私はこれからどうすればいいのだろう…

10/17/2023, 10:10:46 AM

『忘れたくても忘れられない』

何気ない日常、そんな日々の中。
思い出してしまう。

学生の時クラス全体から無視や罵倒。
教科書にめいいっぱいに書かれた悪口。
その記憶がまるで昨日の事のように思い出す。

ハッとなり時々心臓がうるさいくらい止まらない。
きっとクラスメイトはそんなことすら…いや。
私のことすら覚えていないのだろう。
私は忘れたくても忘れられないのに。

今日もまた眠れない夜を過ごす。

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