12/4/2025, 7:51:43 AM
自然の声遠く、木枯らしが窓を閉めさせる。
日常を進める指先はかじかみ、思うように動かず苦笑する。
街に祝いを待ち望む声が流れ、辺りは豪華に彩られる。
「ああ、時が過ぎ去ってしまうな」と、緩く溜息を溢す。
その息の白さに、また口角が歪むのだった。
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冬の足音
12/3/2025, 8:53:19 AM
君が目を輝かせ、じっと見つめる、ガラスの向こう。
夢と想像を形にした、"実在する希望"。
私はそれを眺め、薄く笑んでは、君のちいさな頭をゆるりと撫でる。
「今はだめだよ」、そう宥めながら。
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贈り物の中身
12/1/2025, 10:26:40 AM
夜の帳を見上げる。
古の光たちの天井画。命のゆりかごに住まう、小さなぼくらをあやすもの。
肌を刺す冬の吐息に、あの光たちの故郷を想う。
「彼らの宙も、こんなふうに寒いのだろうか」と。
彼方を掴むように伸ばしたぼくの手は、ただ虚空を掻いただけだった。
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凍てつく星空
11/30/2025, 11:11:57 AM
そう信じて疑わなかった。
ぼくらは、どこで道を違えてしまったのだろうか。
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君と紡ぐ物語
11/29/2025, 9:51:20 AM
灼熱の地も、今や静まる零度の砂。
凍てつく息吹が、冬知らぬ町に氷化粧を施してゆく。
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霜降る朝