自然の声遠く、木枯らしが窓を閉めさせる。日常を進める指先はかじかみ、思うように動かず苦笑する。街に祝いを待ち望む声が流れ、辺りは豪華に彩られる。「ああ、時が過ぎ去ってしまうな」と、緩く溜息を溢す。その息の白さに、また口角が歪むのだった。—————冬の足音
12/4/2025, 7:51:43 AM