こころのもり

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12/7/2023, 11:33:57 AM

わたしは、クモです

ぴょんぴょん跳び跳ねるクモです

人間さんに見つからないように、隠れています

隠れたくないけれど、隠れているのです

本当は、人間さんと、友達になりたいのです

部屋の片隅で、どうしたら、仲良くなれるかなと考えています

たまに、ぴょんって近寄ってみたりするのですが、気味悪がれます

追いかけられ、叩かれそうになったこともありました

追い出されるたび、また友達になれなかったと悲しくなります


私のどこがいけないのかなぁ

やっぱり見た目でしょうか?言葉が通じないから? どっちもかもしれません

めいわくをかけてごめんなさい

友達になれそうにないと思いましたら、そっと外に離してください…。

12/6/2023, 7:36:04 PM

逆さまに、考えられたら、どんなにいいだろう

あの人は嫌い
あの人は好き

嫌いだからといって避けるより
好きだと思って接したら、どうなるんだろう

私は、嫌われている
私は、好かれている

嫌われているといって悲しむより
好かれているって図々しくなれたら、どんなにいいだろう

助けてくれない
助けてくれる

助けてくれないと決めつけて、殻に閉じ籠るより、助けてと言えたらどんなにいいだろう

逆さまに、考えられたら、どんなにいいだろう。

12/5/2023, 11:06:26 AM

私には、好きな人がいた

あの頃の想い出は、セピア色へと変わっていく

長い年月がたった、今でも時折、日記を開き、過去に染まることがある

好きな人とどこへ行ったとか、喧嘩したこととか、恥ずかしいことも書いてある

ずっと続くと思っていた、日常の数々

あの時の事が、昨日の事のようによみがえる

日記は、所々ふやけていて、文字は消えかけている、何度も読み返した日記は、私の心を写した形だった

窓の外からは、小鳥たちが朝が来たのを知らせる

私は……今でも…眠れないほど…あの人のことを………

12/4/2023, 10:58:36 AM

夢と現実

あるときアリさんは、夢をみました、自分が空を舞う夢です

アリさんは、いつも青空の中、自由に飛んでいる鳥さん達に憧れていました

現実では、怒鳴られたり、叩かれたりします、休みもなく、毎日重たい物を運び続ける仕事に、嫌気がさしていました

アリさんは、夢でなら鳥さんになることができます

アリさんは、ある時、仕事の途中で倒れ、仲間達が、部屋に運んでくれました

アリさんは、ひどく衰弱していて意識が遠のいていきます

目が覚めると、なんと、青空の中、飛んでいたのです、下を見てみると自分がいた場所はすごく小さく見えました

アリさんは、鳥になれたのです。

12/3/2023, 12:31:35 PM

綺麗なドレスに身にまとった花は、今日の日を楽しみにしていた、なぜなら、1年に1度しか着れないドレスであるからだ

人間さんは、花を無視していく、それでも花は、待ち続けた、すると、1人の人間さんが自分を見つけてくれた

花は、喜びドレスを見せびらかす、人間さんは、綺麗な花だなぁと一言つぶやき眺めていた

花は、その小さな時間を楽しんだ、人間さんが去っていくとき、花は、人には聞こえない声でつぶやいた、さよならは言わないで…

その日の夜、ドレスは、砕けて、静かに地面へと落ちていった。

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