私には、好きな人がいた
あの頃の想い出は、セピア色へと変わっていく
長い年月がたった、今でも時折、日記を開き、過去に染まることがある
好きな人とどこへ行ったとか、喧嘩したこととか、恥ずかしいことも書いてある
ずっと続くと思っていた、日常の数々
あの時の事が、昨日の事のようによみがえる
日記は、所々ふやけていて、文字は消えかけている、何度も読み返した日記は、私の心を写した形だった
窓の外からは、小鳥たちが朝が来たのを知らせる
私は……今でも…眠れないほど…あの人のことを………
12/5/2023, 11:06:26 AM