こころのもり

Open App

綺麗なドレスに身にまとった花は、今日の日を楽しみにしていた、なぜなら、1年に1度しか着れないドレスであるからだ

人間さんは、花を無視していく、それでも花は、待ち続けた、すると、1人の人間さんが自分を見つけてくれた

花は、喜びドレスを見せびらかす、人間さんは、綺麗な花だなぁと一言つぶやき眺めていた

花は、その小さな時間を楽しんだ、人間さんが去っていくとき、花は、人には聞こえない声でつぶやいた、さよならは言わないで…

その日の夜、ドレスは、砕けて、静かに地面へと落ちていった。

12/3/2023, 12:31:35 PM