こころのもり

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12/3/2023, 12:31:35 PM

綺麗なドレスに身にまとった花は、今日の日を楽しみにしていた、なぜなら、1年に1度しか着れないドレスであるからだ

人間さんは、花を無視していく、それでも花は、待ち続けた、すると、1人の人間さんが自分を見つけてくれた

花は、喜びドレスを見せびらかす、人間さんは、綺麗な花だなぁと一言つぶやき眺めていた

花は、その小さな時間を楽しんだ、人間さんが去っていくとき、花は、人には聞こえない声でつぶやいた、さよならは言わないで…

その日の夜、ドレスは、砕けて、静かに地面へと落ちていった。

12/2/2023, 10:41:42 AM

森には、ふたつの顔がある、ひとつは、光の顔、木々たちは、生命のちからを太陽からもらい、自らの成長を楽しんでいる、日がくれていくにつれ、辺りは影に包まれていき、木々たちは、だんだんと悲しい顔に変えていく、闇の怖さを遠ざけるために深い眠りにつく、起きていれば、闇に引っ張られ自分を見失いそうになってしまう、木々たちは、光と闇の狭間で、朝日の光を待ち望みながら静かに今日も深い眠りについていく。

12/1/2023, 3:45:03 PM

私は、歩いた、ただひたすら歩いた、時には、立ち止まることもあったが、それでも歩いた、悲しいときも、腹が立ったときも、ただ、どうしても、1歩が遠い時には、道端の小さな花をみつめる、誰にも知られることもないのに、オシャレをしている花を、私は、歩いた、歩き続けた、気がつけば開けた場所についていた、私の、人生の歩く距離は、まだまだつづいていく。