瞳を閉じ、意識を散歩させる。
そんな時にはよく昔を思い出す。
あの頃の俺は、とても純粋で。
今よりもよっぽど元気で、笑顔が多くて。
良き友もいれば、好きな娘までいて。
毎日が楽しかった。楽しくない日などなかった。
なにも、今の自分に良き友がいない訳じゃない。
ましてや、笑っていない日々という訳でもない。
ただ、ただ少しだけ、
昔が恋しくなったというだけなのだ。
ひどく冴え渡る意識と、己が身を刺す光の刃。
体が震える。しかし、布団に戻ることは許されない。
重い身体をギコギコと動かし、キッチンへ。
嗚呼。
願わくば、もう一度。
あの夢の続きを。
身に沁みるあたたかさ
そんなものに触れてしまうと
俺は泣きたくなるほど
大事にしたいと思う。
だが同時に
この温もりもいつかは
失くなってしまうという現実を
心の底から恨んでいる。
どうせなら被害者を増やしてしまおう。
この感情を、誰かにも分け与えてやろう。
遠い未来の隣にいる誰かに
あたたかいね
そう思わせてやる。
まだ見ぬ未来には、鍵がかかっている。
鍵を開ける為には、
目標に向かう決意。
可能性を探す覚悟。
今を変えようとする意思。
それらを強く握りしめ、
扉の前まで歩みを進めるんだ。
そして、
鍵穴に鍵を刺し、回すんだ。
決断した未来への道を想像して。
いつか来る未来を迎え入れる為の、
新たな世界に踏み入ろう。
自我
今回のお題は中々良い表現が思いつかなかった。
どれも これも、きれいに かがやく。
あれは …しろ。こっちは …あか。
いろんないろ、いろんなかたち。
びんづめの うちゅうを
ころこら、ころころ。
はぐれもの の ほしのかけらを、
ながれぼしに しちゃおう。
つまんで、ひょいっ。
ころり、さくり。
おとうとには ないしょだよ。
すてきな すてきな ほしのかけら。
かくれて たのしんじゃった。
Rang Rang…
Ring Ring…
飛ばして
Reng Reng…
Rong Rong…
戻して
Ru-nRun!
Nijisanji所属 杜若's beast…