皆にとっては追い風でも
向く方向が違えば
それは向かい風となって襲いかかる

平等に与えられた物でも
それが皆にとって公平である訳ではない



自我
今日は難しいお題だった。

雲の流れをぼんやり眺めている君に
コーヒーを手渡し。
悴んだ手を融かそうと、
缶に縋る君の手が赤い。
思わずふふ、と笑みを溢した。
それを見た君の顔は、とても紅かった。
寒さのせいか、僕のせいか。

君と一緒に過ごすこのひと時が、心地良い。

私の見る世界が白に包まれたとき、
それを輝かせてくれる光が好きだ。

ふと息をつけば銀の煙が空に登る、
そんな朝がとても好きだ。

冬晴れは良い。