『大切なもの』
アニメやドラマを見たとき、
漫画や小説を読んだとき、
音楽を聴いたとき、
心の中に溢れる想いを失くさないで。
私もあんな作品を作りたい。
私もそちら側へ行きたい。
私の世界も見て欲しい。
誰かの作品は私の人生を支えてくれたから、
私も誰かの人生を支えられるような作品を作りたい。
思ってるだけじゃ何も始まらないし、
才能がないくせに努力もしないから、
実現するのは難しい。
それでも、その想いだけは忘れたくない。
忘れようとしたって忘れられない。
キラキラとした大切なもの。
それを夢と呼ぶのでしょう?
『My Heart』
私の心は私のものなの。
貴方なんかにやらないわ。
けど、
貴方の心も私のものなの。
他の誰にもくれてやらない。
貴方にだってくれてやらない。
私の心は私のものだけど、
もし誰かにやらなければならないとしたら、
致し方ないから貴方にあげる。
貴方以外の誰かよりかは、
貴方の方がよっぽど好いから。
『ないものねだり』
ないものをねだるより、
あるものに目を向けた方が良い。
あの人はあれを持っているけれど、
私はこれを持っているんだって誇れば良い。
というのは、誇れるものがある人にだけできることで。
ないものをねだってしまうのは、
対抗できるものを持っていないからなんだ。
自分には何もないと思っているから、
ないものをねだるしかないんだ。
何か欲しいんだ。一つくらい。
もちろん、自分では何もないと思っていても、
他者から見たらそうでないこともあるけれど。
自分では気付けないんだから仕方がない。
ないものが欲しいな。
才能、お金、コミュニケーション能力、エトセトラ。
幸せな人生が欲しいね。
幸せだと感じられる人生。
『二人ぼっち』
一人ぼっちが二人集まっても、
それは二人の一人ぼっちでしかなくて。
決して二人になったからと言ってぼっちじゃなくなるわけじゃないし、二人ぼっちになるわけでもない。
二人ぼっちっていうのはもっと、私と貴方の世界なの。
限られた範囲内にいるのは私と貴方だけなの。
一人ぼっちと一人ぼっちじゃ成り立たないの。
私も貴方も孤立してるから。
私と貴方が孤立してるのとは訳が違う。
だから二人ぼっちに憧れる。
私と貴方の世界に行きたい。
だって一人ぼっちの私のことなんて、
誰も見てくれないでしょう?
誰も見てくれないから一人ぼっちなんだもの。
『遠くの街へ』
遠くの街へ出掛けるの。
お気に入りのワンピースを着て。
貴方にもらった指輪をはめて、
貴方にもらった香水をつけて、
何処か遠いところへ行くのよ。
貴方と通ったカフェも、
貴方と座ったベンチも、
貴方と歩いた道もない。
貴方の居ない街へ行くの。
きっと私はそこで、
見たこともないような景色を見て、
食べたこともないようなご飯を食べて、
聞いたこともないような体験を沢山するのだわ。
それはさぞかし楽しいことでしょうね。
けれど私は、
見たこともないような景色を見たとき、
食べたこともないようなご飯を食べたとき、
隣に居るはずの貴方を思い出してしまうのよ。
「貴方なら何て言うかしら」
「貴方にも見せてあげたいわ」
「貴方はこっちの方が好きそうね」
そんなことを思いながら知らない街を歩くの。
まるで恋する乙女のようにね。