7/15/2025, 5:06:43 AM
『夏』
上田夏美
夏川なつ
夏生
美夏
冷染麗夏
大場朝夏
晴夏
朝夏金
三好夏造
神江人夏
夏音
これまでに書いてきた、
夏の字を持つ創作キャラの名前。
7/12/2025, 10:27:56 PM
『風鈴の音』
耳に残るあの音は、畳の匂いと共にあった。
真っ直ぐに咲いた向日葵は眩しくて、
壊れかけの扇風機しかない部屋は暑かった。
蚊取り線香の匂い。
蝉の鳴き声。
お昼ご飯はきっとまた素麺だ。
風鈴がチリリと鳴った。
夏にしては冷たい風が吹いた。
もしや貴方が、なんて思いながら茄子に箸を刺した。
7/9/2025, 9:59:13 AM
『あの日の景色』
屋上にマットレスを敷いて寝そべって、
見上げたあの日の夜空。
多分あれが夏の大三角だと、
一際明るい三つの星を指差した。
ベガとデネブとアルタイルの見分けはつかない。
この真ん中にいるのだというこぎつねを探して、
不確かな星を結ぼうとした。
長袖のジャージは肌寒かった。
隣にはいつも君がいた。
5/19/2025, 10:03:40 PM
『どうしても…』
それが正しいと知っていた。
初めから貴方の幸福は実現しないと分かっていた。
貴方の幸福は多くの人の犠牲の上に成り立つもので、
そんなものは叶えちゃいけないのだ。
それでも私は、貴方が貴方自身の手によって、
貴方の望むがままの未来を手にすることを望んでいた。
だって貴方の笑った顔が好きだから。
貴方にずっと笑っていて欲しかったから。
どうしても叶えて欲しかった。
どうしても…何としてでも…。
貴方に負けて欲しくはなかったんだよ。
5/12/2025, 4:54:29 PM
『ただ君だけ』
ただ君だけに生きていて欲しくて、
その為なら他はどうなっても構わなかった。
ただ君だけが私の希望で、
私は君のことが大好きな私のことを愛していた。
だから君に死んで欲しくはなかった。
だから君にいつまでも生きていて欲しかったのだ。
君がいない青空の下を歩いて、
君がいない春の日を迎えた。
何ら変わらず今日も私は息をしている。
ただ君だけが不足していた。