KURAGE

Open App
7/4/2024, 12:57:56 PM

ある梅雨の日の朝
いつもは傘を差しているはずの君が
びしょ濡れになりながら立っていた
顔には雨なのか涙なのか分からないものが
零れていた
どうしたの?なんて聞けるはずなくて
君の1番が俺だったら本当に良かったのに
なんて思って考えて
なんにも行動できずにいる
「ねえ、」
少し前にできた彼女はどこに行ったの?
なんで君は泣いているの?
俺じゃダメなの?
なんて言えなくて
「びしょ濡れだよ」
なんて誰でも言えることしか言えなくて
幼馴染だなんて特権で君に近ずいて離れて
もう全て嫌になって
自分の性別を恨んで
また元通り
君の隣が俺なら
ずっと笑っていられるよ

この結末は"神様だけが知っている"

6/15/2024, 12:01:57 PM

「好きな本は何?」
突然話題にでたこと
漫画も小説もあまり好きでは無いけれど
唯一好きな本があった
それは
"あなたが貸してくれた本''
私はあなたがすき
いつか当たり前にそれが言えたら
いいのかもね

6/11/2024, 12:58:54 PM

「ね〜いーじゃーん」
午後11時
街灯に照らされているのに暗い路地裏で
おじさんにナンパされる
「俺男なんで」
「男でもいけるよ?君かわいーし」
連絡先教えてや一緒にご飯行こなんて
何回も聞いてくるからウザイ
てかここ田舎すぎだろ。ガチなんも無いし
誰も通らない
何歩何十歩何百歩何千歩歩いても
一向に街らしい街がない
大丈夫かよ…これ、
さすがに不安になり叫んでみようとも思った
でもこのおじさんがなんかした訳でもないから
なんにも言えないし言える権利なんてない
そんな時街と言えるところに入った
それと同時におじさんに無理矢理引っ張られ
ホテルに連れていかれそうになった
周りはみんな見て見ぬふりをして
スルーしていった
俺は必死に抵抗するも少し諦めてしまっていた
その時だった
「あの、これ俺の彼氏なんだけど」
「え…」
高身長で眼鏡をかけたサラリーマンが立っていた
見た目は20代なのに目には沢山クマがあった
「え?彼氏いたんなら言ってよー」
さすがに周りの目も痛くなったのか
おじさんはすぐにどこかに行った
「ありがとうございました!!」
と言うと
「大丈夫だった?」
と背を俺に合わせて言う
なんだそれかっこいいだろ
その後俺らは連絡先を交換した
この街に来て良かったな

※その後は皆さんでご自由に解釈してください

6/11/2024, 7:38:55 AM

ギキッー
ドンッ
何かと激しくぶつかり意識を失った
目覚めた時には見覚えのないところに来ていた
でも不思議と恐怖はなく
なんだかふわふわとした気持ちだった
「おーい仏様。」
黒と白が半々な服を着ている人が話しかけてきた
「えーと、」
なんにも記憶がなくなんでここに来たのか
全くわからない
「仏様はやりたいこととかありませんか?」
「なんでもいいんです。猫を触りたいとかなんでも」
「じゃあ…」
俺は口を開き ''彼女が欲しい'' と言った
そしたらあいつは予想外なのかオドオドしていた
「さすがにできないか」
そういうと
「できなくはないんですが、残された人が…」
「本気じゃなくていい。嘘でもいいんだ」
そう言い終えるとあいつは言った
"わかりました。ただし、後悔した瞬間
やりたいことはできなくなります。
それだけお気をつけて''
後悔なんて絶対しないと思った
俺の記憶が戻るまでは ─── 。

5/30/2024, 1:17:59 PM

貴方を好きになって
貴方から想いを伝えられて
貴方と同じ思いなのが嬉しくて
貴方に毎日連絡したのに
貴方は「距離置こ」とか言って
好きだったのは私だけで
これはただのひとりよがりで
貴方の方から好きって言ったのに
私だけ苦しんで悲しんで
別れたいとか思っても
結局貴方を探してて
これは私の''終わりなき旅''

Next