「 入道雲 」No.10
「いってらっしゃーい!」
「行ってきまーすー。」
朝、家を出るとすぐに空を見る。今日はとても晴れていて、雲は入道雲だった。
まるで、絵の中に入れられたような感覚になった。
「ここではないどこか」No.9
私はどこかに行きたい。二次元。空。この2つが一番最初に思い浮かぶ。
いつか行けたらいいな…。
「 君と最後にあった日 」No.8
「ねー!りりさん!私の絵どんな感じ?」
「ん〜。もうちょっとで完成かな…?」
私は花乃という女の子をモデルにして一つの絵を描いている。でも、絵が完成すればもう花乃とは会うことは無くなる。前までは寂しいなんて感じていなかったが、段々と終りが近づいて行くのを感じなんとなくだが、寂しく感じている。
「りりさん。私をモデルにして良かった?」
花乃が珍しく真剣に話しかける。
「もちろん。とても良かったと思うよ。一番いい作品になりそう!」
そして迎えたお別れ。
「りりさん!ありがとね。私、とーても楽しかったし、りりさんと出会えて良かった!」
「私も花乃と出会えてよかったよ。ありがとう。そういえば絵、まだ見せてなかったよね?」
「うん!まだ、見てない。見せてー!」
花乃が興味津々に絵を見る。そのキャンパスには、綺麗な可愛い花乃が描かれていた。
「うわー!きれー。私こんな綺麗!?ありがとう。こんな綺麗に書いてくれて。じゃあねー。!りりさん♪」
「じゃあね!また会えたらいいね。」
これが、私と花乃の最後にあった日。
「 繊細な花 」No.7
繊細な花と言われ一番に思い浮かぶのはサンカヨウという花が思い浮かぶ。
サンカヨウという花は、白い色をしていて、雨などの水に濡れると花びらが透明になる。まるで、透明になったらガラスのような花になる。
周りの人にいじめられ、傷つき、彼は姿を消して周りの人には見えない、透明になる。
この、サンカヨウという花はそんな事を表しているように、わたしは思った。
あとがき____
「周りの人にはいじめられ…透明になる」という文章は、いじめられていた人が自殺をして幽霊になったという意味で、書かせていただきました。
「 一年後 」No.6.
私の一年後なんて予想できない。
でも、今と一年後は変わらないのは予想できる気がする。