つむり

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11/27/2024, 10:15:01 AM

・愛情・

 母からの愛情を感じる。確かに感じる。でも、それが母性愛だと感じたことは無かった。彼女のそれは友愛だと感じていた。2人で飲んでも、お茶をしても、家庭の愚痴を沢山聞く。私も、愚痴を言って、共感してしまう。ときどき、嫌になって、突き放したりする。また、愚痴を聞く。

 私には母親も、父親もいない。目の前にいるのに、精神的には親としては見れない。目の前の彼らは、切っても切れないような縁の友達なのだ。

 彼らから、自立しなくては、お互い辛いだけ。教わって来なかったものを、教わろうと思いすらしなかったことを、今になってだけれど、身に付けたいと思い始めた。


 急げ!勝手に煮詰まらない程度に、孵化して飛ぶんだ。

11/26/2024, 11:57:09 AM

・微熱・

 苦悶が増える。また一分、熱が上がる。そうして、いつの間にか、私の熱は、七度五分が常となってしまった。気怠さが続く日々。また、一分上がる。
 小さな幸せを見つけた。一分だけ、熱が下がった。もしかしたら、時期に並の熱に戻る日が来るかもしれない。
 世も、捨てたものではないかもしれない。そう思って、今日も微熱の一日を耐え抜く。

11/25/2024, 10:13:43 AM

・太陽の下で・

 願わくば花の下にて……という歌を思い出した。
 太陽の下で死なん……日の目を見て死なん……とは思わない。けど、願わくば、尊敬する彼らの世界に近い、もう少し明るい場所で息絶えたい。
 彼らが笑っているのを見られるくらいの場所がいい。

11/24/2024, 2:05:00 PM

・セーター・

普段は着ないセーターを着てみる。
普段は掛けない眼鏡を掛けてみる。
ちょっと澄ました顔で、
でもやっぱり恥ずかしくてニヤける。

いつもと違うかっこよさがあるねって言ってくれた。
でもやっぱり変わらない良さがあるねって言ってくれた。

少し気分の上がった一日。
明日もきっと少し良い日。

11/23/2024, 1:45:32 PM

・落ちていく・

 「たとえ、二人がこの冷たい深淵の只中を落ちているのだとしても、抱きしめた時のこの体温というのは酷く生きている安心を感じる。」

 と彼は言った。
 胸に耳を当てた時の心拍音、蠢く身体と、腕から伝わる体温。目の前の、大好きな人間が生きている。酷く安心する。すぐには亡くならないでほしい、と、命を燃やす。

 私は、貴方に落ちていっています。

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