「過ぎた日を想う」
作中
別で書いてるのでお待ちください...
「踊りませんか?」
書きたいですが、時間が無いので、ある時に描きます!
ごめんなさい!
お題残す用です!すみません...
「巡り会えたら」
私には、恋い焦がれている人がいる。
1度、だけだ。関わったのは。
カフェの店員さんだった。
それがどこか、もはや覚えていない。
小学生の頃、上機嫌なお母さんに連れられて行ったおしゃれなカフェ。
そこで、楽しそうに仕事をしていたのを今でも覚えている。
大学生になっても初恋を、しかも一目惚れの人を引きずるなんて...とは思うが、忘れようと思っても忘れられない大切な人。
それがきっかけでカフェが大好きになった。
休みの日にはカフェ巡りをして、あの人はいないかな、なんて思いながら電車に揺られる。
いつか、もし。巡り会えたなら。
その時は名前くらい聞いてみたいな、なんて。
窓際の席で光を浴びながら、コーヒーを嗜む。
さあ、今日も一日が始まる。
世界に彩を与えてくれたあの人に感謝して。
仕事に行こう、そう思い、立ち上がる。
チリンチリン
軽やかな足取りで歩き出す。
「あの、これ」
「?」
後ろを振り返り、目を見張る。
「落としましたよ」
止まっていた季節に、春が来た気がした。
「静寂に包まれた部屋」
「おはよう」「いってきます」「ただいま」「おやすみ」
言っても、返ってくる言葉はない。
それでも言ってしまうのは、この部屋に君の残り香が残っているからだろうか。
君はショートピースが好きだったっけ。
いつも同じタバコの匂いを漂わせ、ヘラヘラと笑いながら僕の部屋に来るんだ。
来るのは1週間に一度くらい。
所詮体だけの関係だったのだろう。
それでも許してしまうのは、惚れた男の弱みだろうか。
いつからか、君は来なくなった。
連絡しても、既読はつかない。
君がいなくなっても、どうにかなると思っていたのに。
今こうして君を求めている。
あぁ、君は狡い人だ。
同じタバコの匂いを漂わせ、1人夜に身を溶かす。
(時間なかった...ごめんなさい。
昨日のと似てるなぁ...
あ、もしタバコとか未成年で吸えないから間違えていたりしたらごめんなさい!)
『別れ際に』
(暗いです。死ネタあり。救いなし。)
ずっと、大好きだった。
ずっと昔から。今までずっと。
あの日、あの場所で出会ったあの日から。
人生にかけがえのない人になったんだよ、君は。
この間だって、そう。
いつもみたいに笑いあって。
「また、明日ね。」
そう言って別れたのに。
明日は、来なかったみたいだ。
黒い服に身を包む。
君の葬式は、あっという間に過ぎていって。
もうすぐ、火葬されるらしい。
君の顔が見れるのも、これが最後。
きっと大泣きしてしまうと思っていたのに、涙は出なかった。
少しだけ、君の顔に手を添える。
冷えきった肌は、この世から君がいなくなったことを確かに伝えていた。
火葬が終わり、骨を詰め、葬儀が終わる。
何も実感のわかない葬式だった。
とぼとぼと歩き、1人帰路につく。
君がいなくなっても、世界は何も変わらなくて。
それが、とてつもなく、悔しくて、悲しかった。
少しだけ変わったのは、世界の色が灰色一色になったことと、息をするのが少し苦しくなったことだろうか。
家の扉を開ける。扉をしめる。
いつも聞こえるあの声はもうない。
小さく息を吐く。
なんだか、くるしい。拳を握りしめる。
「...っうあああああ!!!」
なんで、なんで。
心が張り裂けそうな程に痛い。
息もできないくらいに苦しくて仕方がない。
膝から力が抜け、その場に蹲る。
なんで、言ってくれなかったの。
生きるのが辛いんだって、苦しいんだって。
なんで、なんで!!
手に血が滲む。それでも構わず床を殴りつづけた。
僕には、何も出来なかったの...?
こうかいしても、もうおそい。
いきが、できない。
視界が暗転した。
足が痛い。
なんでここで...そうか。
息が苦しくてそのまま気絶したのか。
すこし落ち着いた頭で考える。
このまま生きていて、何か得られるものはあるのだろうか。
楽しいことは?君がいないのに?
このままでは幸せになっても罪悪感しか生まれないだろう。
暗い部屋に、足を踏み入れる。
確か、どこかに縄が...
押し入れを開けると、麻縄があった。
天井に括り付け、椅子に登る。
椅子を、蹴った。
また、もし会えるなら。
来世では君と、生涯添い遂げたいな、なんて。
この世との、別れ際。
見えたのは、君の笑顔だった。